遊戯王デュエルモンスターズGX〜HERO編〜パート3

□第80話【世界最強のHERO】
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12ターン
十代
LP4000
ゼロ
LP4400


「俺のターン!」
ゼロがカードをドローする。


「Z・HEROの力は、まだ上がある。その力をとくと味わうがいい!」
ゼロが言う。



「俺は’Z・HEROオメガ’を特殊召喚!」
ゼロの場にモンスターが現れる。


Z・HEROオメガ
レベル8 攻撃力2900


「特殊召喚!」


「このカードは、フィールドにZ・HEROがいないとき特殊召喚できるモンスターだ。そして、召喚に成功したとき、相手モンスター1体の攻撃力を500下げる!」


E・HEROゴッド・ネオス
攻撃力3000→2500


「ゴッド・ネオス!」


「オメガでゴッド・ネオスに攻撃!オメガティック・デステーション!!」
オメガが攻撃する。


「ぐわっ!」


十代
LP4000→3500


十代の体が傷付く。


「くっ…トラップ発動!’ディメンジョン・ネオスペースアップ’!ゴッド・ネオスが破壊されたとき、除外されているネオスペーシアンを全て墓地に戻し、デッキからネオスを特殊召喚する!」
十代はアクア・ドルフィン、フレア・スカラベ、エア・ハミングバード、グロー・モス、グラン・モール、ブラック・パンサーを墓地に戻し、フィールドにネオスが現れる。


E・HEROネオス
攻撃力2500


「しぶといやつだ。だが、オメガは召喚されたターンにモンスターを破壊したとき、相手のデッキから5枚のモンスターカードを墓地に遅らせる!」

「っ…」
十代はデッキから’オーシャン’、’フォレストマン’、’エッジマン’、’ワイルドマン’、’ネクロ・ダークマン’を墓地に送った。


「更に、速攻魔法’道連れによる追い込み’を発動。デッキからカードが墓地に行ったとき、同じ枚数、相手は融合デッキから融合モンスターを墓地に送る」


「!……」
十代は融合デッキから’レインボー・ネオス’、’サイバー・エンジェル・ネオス’、’デステニー・ネオス’、’サイバー・ネオス’、’フレイム・ブラスト’を墓地に送った。


「不幸だな。モンスターが削られて、カードを2枚セットし、ターンエンド」
ゼロのターンが終了した。


『マズい……このままじゃ、デッキは尽き、デュエルに敗北する』
十代が呟く。






第2OP Precious Time,Glory Days(サイキックラバー)






GX‐80【世界最強のHERO】






十代のデュエルを画面越しから見るみんな。



「兄貴…」


「2パターンで追い込まれている。簡単には勝てないぞ」


「だが、俺たちは、ここで見守ることしかできない」
剣山、亮、ヨハンが言う。







十代はゼロを見る。


「………」


すると、


《十代》
後ろにユベルが現れる。


「ユベル…?」


《Z・HEROを見ろ》
ユベルの言う通り、十代はZ・HEROを見る。

Z・HEROは苦しんでいた。


「Z・HERO…」

《Z・HEROも苦しんでいるんだ。主人の邪悪な力によって》


「………」

《Z・HEROを救えるのは、今まで、クローン・エンパイラを倒したキミにしかできない》
ユベルが消える。


『Z・HERO……待ってろ。今、助けだしてやる』
十代が呟く。
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