遊戯王デュエルモンスターズGX〜HERO編〜パート3

□第77話【クローン・エンパイラのボス】
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アルクムンとのデュエルが終わった瞬間、デュエルアカデミアの回線に何者かが割り込み、デュエル場にある画面を通して通信する。


画面に映っていたのは、仮面をつけ、黒い髪の毛をした男性だった。



「どうやって、デュエルアカデミアの回線に……?」
鮫島校長が言う。


「誰だ?お前は」
亮が聞く。


『俺の名はゼロ。最後のHEROデッキを持ち、クローン・エンパイラの指揮官…』
ゼロが言う。



「お前がクローン・エンパイラのボスってわけか?」
十代が聞く。


『ああ、そうだ。こうやって会うのは初めてだな、遊城十代』
ゼロが言う。


「……お前は、」
十代が言う。







第2OP Precious Time,Glory Days(サイキックラバー)






GX‐77【クローン・エンパイラのボス】






十代は画面に映っているゼロを見る。


「お前は、一体…」
十代が呟く。


すると、


『十代…決着をつけよう』
ゼロが言う。


「なに………?」


『俺たちクローン・エンパイラの力と、貴様の力、どちらが上かをな』


「…………」


『一つ忠告しておく。十代、お前は俺に負けて……死ぬ』


「!!」
十代が驚く。



そして、みんなも…



「シニョール十代が、死ぬ……?」


「どういう意味だ?もう十代の負けが確定しているのか?」
クロノス教頭と、ヨハンが言う。



『そうだ。なぜなら、俺は、お前のために作らたのだからな』
ゼロが言う。




「十代くんのために…?」


「答えになってないぞ」
吹雪とエドが言う。



『ふん、だろうな。だが、これは事実だ』



「……………」



『十代、決戦場は、俺たちクローン・エンパイラの本拠地にする。2日後、深夜0時、アカデミアの島の浜辺に来い。もちろん、一人でな。他の仲間は、この回線を通して、ここからデュエルを見られるようにはする。だが、もし、浜辺に人を連れてこれば、その場でデュエルは中止だ』
ゼロが言う。


「おい!ちょっと待て!」
万丈目が言う。

が、通信が切れた。
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