遊戯王5DXAL 2nd

□第50話:『小鳥VSバックス 隠された謎の力』
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海馬サイド





モクバ:「目的地戻ったね、兄様」


ペガサス:「少ないとは言えませんが敵の数も減っていマース」

隼人:「ともかく急ぐんだな」
海馬と共に行動する3人も走る海馬の後を追う。








ドルべサイド




ドルべ:「どうやら、カイトは無事のようだな」

ベクター:「だが、目的地が変わっちまったってことは、進む道も考えなきゃいけねえんじゃねえか?」

ドルべ:「カイトがバギーと交戦したのは、王宮から10キロも離れていない。なら、このまま進めば、大丈夫だ」
ドルべとベクターはツバキの通信を聞いて、王宮へ向かうことにした。








小鳥サイド




四天王の1人バックスと遭遇した小鳥。


バックス:『チッ、ついてないぜ』
舌打ちをするバックス。


小鳥はフェアリー・チア・ガールを弓タイプデュエルギア”フェアリー・アーチャリー”を手に持ち構える。


小鳥:「怪我をしていても、邪魔するなら容赦はしないわ」

バックス:「くっ、女、調子に乗るんじゃねえよ!」
バックスはデュエルギアを手元に出そうとするが、その前に小鳥が弓から矢を放ち、バックスの右肩に傷を負わせた。

バックス:「ぐわっ!」
右肩を押さえるバックス。

倒れはしなかったものの、先ほど受けたダメージと今のダメージの所為で、身体はボロボロ。膝をついてしまった。


小鳥:「命まで取るつもりはないわ」
小鳥は、この場を去ろうとする。


バックス:「くっ」
バックスは懐のポケットから何かを出した。

それは、ポッパーが飲んだものと同じ薬だった。


バックス:「女に、嘗められるなんざ、俺のプライドが許さねえ。悪魔でも怪物でも、なってやろうじゃねえか!」
バックスは薬を飲んだ。


バックス:「待てよ!!」
大きな声で小鳥を呼び止めるバックス。


小鳥は振り向き、バックスを見る。



バックス:「その嘗めた口を塞いでやるよ…。俺様の力でな!!」
ニヒッと笑った瞬間、目が黄色く光り。鋭い目つきで小鳥を見る。



小鳥:『何…!?この凍えるような威圧は…!』


バックス:「俺様のフレムベル共で、お前を壊してやる!!さあ、来い!地獄の戦いの始まりだ!」
バックスが手に数枚のカードを持ち、それを投げた。

すると、カードは輝き、モンスターが実体化して出てきた。


フレムベル・デスガンナー、フレムベル・グルニカ、フレムベル・デビル、フレムベル・ヘルドッグ、ネオフレムベル・サーベル、5体のモンスターは小鳥の前に姿を現した。

しかも、5体とも、目の色がバックスと同じだった。



小鳥:「!!」


バックス:「やれ!フレムベル共よ!あの女を焼き殺せ!」
5体のフレムベルが小鳥に襲いかかる。


小鳥:「私には、これが!」
小鳥が右手にエースのマークの紋章を浮かび上がらせた。


すると、紋章の力で小鳥の周りにバリアが張られた。

そのバリアが小鳥を守る。


バックス:「そんなもので、どうにかなると思ったか!!」
バックスが手から炎を吹き出した。


小鳥:「炎を手から!」
バックスが出した炎はそのまま小鳥のバリアへヒット。

凄まじい炎の攻撃が小鳥のバリアを襲い、そして、遂にバリアにヒビが入った。


小鳥:「そ、そんな!!」

バックス:「喰らえ!」
炎の攻撃を強め、遂に、小鳥のバリアを打ち壊した。


小鳥:「きゃあああああああ!!!」
小鳥が悲鳴を上げる。








ドルべサイド


ベクター:「今のは…!」

ドルべ:「小鳥の声だ!急ごう!!」
2人は小鳥の悲鳴がした方へ走る。
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