遊戯王5D’s〜外伝〜

□第2話【開幕!!ネオ童実野シティカップ!】
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「じゃあ、俺たちもそろそろ帰ろうぜ」


「そうね」


「じゃあ、また明日」
龍亜、龍可、アキが言い、みんな散らばる。






その頃、ネオ童実野シティ市長イェーガーの部屋に3人の来客が来ていた。


「そうですか…わかりました。では」
イェーガーは電話を切る。


「緊急出場と言うことで、登録しておきました」


「すまない、イェーガー」


「いえ、仕事の関係なのであれば仕方ありません。お二人もできるだけの情報は掴んで置いて下さい」


「「はい」」








そして、ネオ童実野シティカップ開会式当日。


開会式の開催地はシティとサテライトを結ぶデュエルコースのスタート時点の会場だった。


会場にある観客席はほぼ埋まっていた。



「凄い人ね」


「ホント」


「この後、熱気が凄くなりそうね」
アキ、龍可、ミスティが言う。


「ところで、パパとママは、どうして来たの?」
アキが前のベンチに座る父と母に聞く。


「ん?大会を見ることができないからな」

「出場する人ぐらい見とこうと思って」
英雄と節子が言う。



「ふ〜ん」
アキが言う。



すると、そこに



「あら?来てたの」
一人の女性が来た。

となりには男性もいた。


「久しぶりね」


「シェリー!」


「ミゾグチさん!」
アキと龍可が驚く。


「アキのお知り合い?」
ミスティが聞く。


「ええ、シェリー・ルブランっていうの。こっちは、ミスティ・ローラよ」
アキが言う。



「初めまして」


「こちらこそ、初めまして」
シェリーと、ミスティが互いに挨拶する。


そして、シェリーとミゾグチは近くのベンチに座る。


「でも、どうして、シェリーたちが、ここに?」
アキが聞く。


「実は自分たちも、この大会が見たくなりましてね」
ミゾグチが言う。


「それで、ここに」
龍可が言う。


「ええ、けど、彼が出ないのが残念ね」
シェリーが言う。


シェリーが言った彼は、みんな、想像が付く。



そして、太陽が昇る空なのにも関わらず、電気がつく。


「始まるみたいだな」
英雄が言う。


MC:レディース、エーン、ジェットルメン!ネオ童実野シティの皆さーん!そして、会場に来てくれた皆さーん!ついに、今日、ここにネオ童実野シティカップの開催が始まろうとしていまーす!ネオ童実野シティ市長イェーガー市長から選ばれた63人のライディングデュエリストが、明日から1ヵ月間、ライディングデュエルで戦ってもらいます!ルールはリーグ戦。1回でも負けたら、そこで終了のデュエルだー!





「63人のリーグ戦ですか。厳しいですね」


「だけど、楽しみでもあるわ」
ミゾグチと、シェリーが言う。






MC:それでは、63人のライディングデュエリストの入場だ!



会場の1ヶ所のシャッターが光り、そこがライトで照らされる。





MC:まずは、世界中にキングと異名を轟かせている、ジャーック・アトラース!





シャッターのところから、ジャックがDホイールに乗って現れる。


「キングは俺だ!」
ジャックが言う。






「「キャー!ジャックー!」」
アキたちの近くにいるカーリーとステファニーが言う。



「相変わらずですね…」

「それより、いつからいたのかしら…?」
龍可とアキが言う。
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