遊戯王デュエルモンスターズGX〜HERO編〜パート2

□第50話【十代と明日香のタッグデュエル】
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数分後、みんなは十代を運んで、保健室に来た。


十代はベットに寝込んでいた。




鮎川先生は十代の額に手を当てていた。


「すごい熱もあるわ。おそらく過労からの来た熱ね」
鮎川先生が言う。


「過労ですか?」
レイが言う。


「ええ、クローン・エンパイラのこともあって、無理が続いてたでしょ。おそらく、そこからよ」
鮎川先生が言う。



「そういえば、兄貴、最近、睡眠も食事も、全然とっていなかったッス」

「随分、無理してたザウルス」
翔と剣山が言う。



「じゃあ、しばらくは安静ってことですか?」
レイが聞く。



「ええ、十代くんが倒れている間に、クローン・エンパイラが攻めてこないのを祈りたいわね」
鮎川先生が言う。






数分後、保健室にいた翔、剣山、明日香、レイは、みんながいるエントランスにいた。



「そうか」


「十代くん、やっぱり無理してたんだ」
オブライエンと吹雪が言う。


「ふん、無茶しすぎなんだ。あのバカは」
万丈目が言う。


「でも、これを気に、十代は休める」


「だが、クローン・エンパイラが、ここに来たとき、十代は戦えない」


「そのときは、俺が相手になってやる!」
亮、エド、万丈目が言う。


「いや、おそらく、クローン・エンパイラは十代以外の奴とは戦わないだろ。タッグデュエルを覗いては」
ヨハンが言う。


「ヨハンのいうとおりだ」
ジムが言う。


「じゃあ、どうするの?」


「帰ってもらうしかないだろ」


「簡単には行かないと思うザウルス」


「それでも、やるしかないだろ」
みんなが話す。






その頃、保健室では、十代が目を覚めた。


「ここは…」


「保健室よ」
寝込んだ十代の隣には鮎川先生がいた。


「十代くん、熱出して倒れたのよ」


「そうか…俺」


「しばらくは安静が必要よ」


「そうですか…」
十代が額に腕を乗せる。





そして、その日の夕方。

明日香は森の中を歩いていた。


『は〜、十代が部屋にいないと、なんかつまらないわね』
明日香が呟く。
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