遊戯王5DX PART6
□第135話【E・HEROの底力】
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10ターン
十代
LP1900
ジース
LP3600
「俺のターン!」
ジースがカードをドローする。
「俺は伏せカードオープン!トラップカード’闇の手’!自分のライフを1000ポイント払い、闇属性モンスター1体の攻撃力、守備力を倍にし、相手の守備モンスターを攻撃したとき、相手に貫通ダメージを与える!」
ジースが言う。
「つまり、この攻撃が通れば、俺の負けってことかよ!」
十代が驚く。
「そういうことだ!」
魔王ディアボロス
攻撃力2800→5600
守備力1000→2000
「パワーアップしたディアボロスの力に跪け!ディアボロス!フェザーマンに攻撃!」
ディアボロスが攻撃する。
「……………」
「これで終わりだ!」
「いや、まだだ…」
十代が呟く。
「?」
「トラップ発動!’フェザー・ストーム’!フィールドにフェザーマンがいるとき、相手モンスター1体の攻守をエンドフェイズまで入れ替える!」
「なんだと!」
魔王ディアボロス
攻撃力5600→2000
守備力2000→5600
「これで、俺のライフはまだ残る!」
ディアボロスがフェザーマンを破壊する。
「ぐわあっ!」
十代
LP1900→900
「チッ…小癪なことを…ターンエンドだ」
ジースのターンが終了した。
魔王ディアボロス
攻撃力2000→5600→2800
守備力5600→2000→1000
11ターン
十代
LP900
ジース
LP2600
「俺のターン!」
十代がカードをドローしようとしたとき、
「ディアボロスの効果だ。デッキの上のカードを確認させてもらう」
再びディアボロスの効果を発動した。
十代はカードを見せた。
十代が見せたカードは’E・HEROアナザー・ネオス’だった。
「もう一つのネオス…厄介だな…デッキの一番下にしてもらう」
十代は、アナザー・ネオスをデッキの一番下にやった。
そして、カードをドローする。
「!」
十代は引いたカードを見て目を大きくする。
『やっと、来たか…』
十代が呟く。
「俺はカードを2枚セットして、ターンエンド」
十代のターンが終了した。
「伏せカードのみ…ついに勝負をあきらめたか?」
ジースが言う。
すると、
「そいつは違うぜ、ジース」
「?」
「例え、ピンチになっていても、あきらめなければ、チャンスは必ず来る。それにチャンスをピンチに変えることだってできるんだ」
「フッ…減らず口だな」
ジースが言う。