遊戯王5DX PART5
□第117話【悪夢のパーティー】
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そして、その頃、パーティー会場では…
「かなりいますね」
「そうだね」
「本当にすげーな」
遊星、遊戯、十代が言う。
すると、
「お待たせ」
後ろから杏子の声がして、後ろを振り向くと、ドレス姿の杏子、明日香、アキがいた。
杏子は白のドレス、明日香は青のドレス、アキは紅色のドレスを着ていた。
「ここの人たちが貸してくれたの…」
「どうかしら?」
明日香、アキが頬を赤くして言う。
「すげー似合ってるぜ」
「かわいいな…」
十代と遊星が言う。
「杏子も、ものすごく似合ってるよ」
遊戯が言う。
すると、杏子、明日香、アキは頬を赤く染める。
「遊戯たちは衣装とか着ないの?」
杏子が聞く。
「僕たちはいいや」
「いつ何が起きるかわからないし」
遊戯と十代が言う。
「そんなことより、そろそろ始まりますよ」
遊星が言うと、周りが段々暗くなる。
そして、スポットライトが光り、ステージが明るくなる。
そして、1人の男が現れる。
「皆さん、今日はお忙しいなか、我がアードラー社のパーティーに来ていただき、ありがとうございます。私はアードラー社の社長、ガルインです」
男がマイクを持って話す。
「あれが、この会社の社長か」
「まだ若いね」
十代と遊戯が言う。
「皆さん、今日は思う存分楽しんで下さい。そして、平行して、遂に、我々アードラー社が開発したデュエルロボをご紹介します!」
ガルインが手を差し伸べたところから、フードをかぶった3人の人と、更に後ろから大きなロボットが出てきた。
周りは勿論、歓声がいっぱいだった。
「あれが、この会社が作ったデュエルロボ?」
「見た目は普通のロボットね」
アキと明日香が言う。
「では、皆さん、まだ時間はたっぷりあります。パーティーを楽しんでいって下さい」
周りの電気がつく。
「やっぱり、普通の会社よね」
「来た意味がなかったかも」
杏子、遊戯が言う。
「まあ、来ちゃったものは仕方ないし、少しは楽しんで行こう」
杏子が言う。
「うん…そうだね」
遊戯が言う。
そして、6人はしばらくパーティーを楽しんだ。
そして、数分後、
遊戯、十代、遊星はちょっと会場とは離れた場所で話しをしていた。
「ねぇ、どう思う?」
「かなり、怪しいですね。とくに、あのロボットが…」
「だよな」
「アキたちには、楽しくしろって言ったが…」
「うん…なんか起きそうだね」
「話しても仕方ねぇし、会場に戻ろうぜ」
3人は会場に戻った。