遊戯王5DX PART4

□第81話【まさかの出会い 十代VS息子&娘】
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「あれ見て!」
鮎川が指をさす。そこには看板が立っていた。そして、書いてあったのは、

「神奈川…」
十代が呟く。

そう、みんなは神奈川県に着いたのだった。





第9OP 快晴・上昇・ハレルーヤ(JINDOU)





TURN‐81【まさかの出会い 十代VS息子&娘】



みんなはしばらく歩いて街の中に入る。

正確に言えば、ここは神奈川県の県庁所在地、横浜市だった。


「なんか懐かしいな…」
十代が周りを見る。

「なんでですか?」
レイが聞く。

「小さい頃、両親といっしょにこの辺は来たことがあるからな」
十代が言う。


「十代さんが来たことがあるってことは、ここは十代さんの時代の頃ですね」
遊星が言う。

「そうだな」
「しばらく、歩いて見る?」
遊戯が言う。

「そうしますか」
十代が言う。



そして、みんなはしばらく歩いてどこかへ行く。




その頃、



「何?それは、本当か?」
1人の男が画面を見て言う。画面には男が映っていた。

『はい、ここ感覚はおそらく奴…いや奴らかと…』
「他の世界の奴か…」
『どうします?』
「おそらく、奴はあの男のところに行くはすだ。そこに行け」
『わかりました』
通信が切れた。

「そうか…また、来たか。あの男が…」
男が呟く。そして、後ろに白い影が出て、鋭い赤い目つきをしていた。






そして、みんなの方は、


「かなり、歩いたな」
万丈目が言う。

「しかし、またなぜ、こんな場所にワープされたんだ?」
エドが言う。

「何かあるなのだろうが、一体何が…」
亮が言う。

すると、十代が

「なんでだろうな?」

「どうした?十代」
ヨハンが聞く。

「いや、なんか俺、ここを知っているような感じでさ」
「さっき来たことあるって、行ってたじゃない」
ジュンコが言う。

「いや…それとは別なんだ。なんか、ここを通るのが当たり前って感じでさ」
十代が歩きながら言う。

「私も、十代と同じ気持ち…」
明日香が言う。

「明日香さんもですか?」
ももえが聞く。

「ええ、なんか、私ここに世話になっているって感じ」
明日香が言う。

「天上院くん!それは、つまり僕に世話になっていると言うことだ!」
万丈目が言う。

「なんでだい?」
吹雪が聞く。

「この近くには、万丈目グループの本社がある!それはつまり、僕と愛を育んでいると言うことではないか!」
万丈目が頬を赤くして言う。

「それって、自分が勝手に思ってるだけだよね」
「そうドン」
翔と剣山が言う。

「なんだと!貴様ら、俺の愛を邪魔する気か!」
「いや、邪魔しているのは、万丈目くんだと思うよ」
翔が小さな声で言う。



そして、段々、民家の中に入っていく。

「店がなくなってきたな」
「民家ばかりではないか」
ジムと、ジャックが言う。
確かに周りには小さな家が建ち並ぶ。

だが、

「お…おい…。あれも家か?」
城之内が指をさす。
そこには、周りの家に比べて見れば、かなりの大きな家、大きな庭だった。

「でけぇな」
「周りの家とは、全然違うな」
本田と、遊星が言う。


そして、十代たちが、門の近くにある石に埋め込まれていた表札を見る。

そこには、’遊城’と書いてあった。

「遊城…って、これ十代くんの名字じゃない!」
遊戯が言う。

「確かに…」
遊星が言う。

「でも、もしかしたら、別人かも知れないわ」
遊星の隣にいたアキが言う。

「そうね」
遊戯の隣にいた杏子が言う。

「いや…」
十代が呟く。

「え?」
遊戯が言う。

「この世界の俺がどんな奴か知りたくなってきたな」
十代は表札の更に下の方を見ていた。
みんなも、それを見る。
そこには、’遊城十代’と書いてあった。
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