□誠司が休日のパパみたいな話。
3ページ/3ページ

「こう、ちゃんとした決めポーズがあると、なんだか戦いたくなるね!」
 めぐみは俺達から少し離れて、ファインティングポーズを取る。
 俺はめぐみの喜びように苦笑いしてしまう。
「じゃあ、このままプリキュアごっこしよ! お兄ちゃんサイアークね」
「――えっ」
 そして、真央はとんとん拍子で話を進める。
「出たな! サイアーク!」
 めぐみは俺を指差してノリノリだ。
「さ、サイアーク……!」
 俺は恥ずかしかったが、この状況に逆らえない。がおーとポーズを取ってみる。
「ラブリーアタック!」
「真央ちゃんアタック!」
 そうすると、俺は二人からソファーの上に押し倒された。
前へ

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ