沖田双子妹

□迷子の迷子の子猫ちゃん
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「頼夜可愛かったねえ」

「あんくれぇのガキは生意気なのが多いのに、さすが源家の嫡男でィ」


焼きそばと飲み物を買い、近藤さんたちが待っている場所まで歩きながら、別れたばかりの頼夜について話す。


「そーいやオメー可愛いって言われてたぜィ」

「ホント!?」

「ホント。で、俺はかっこいいんだと」

「ホント?」

「ホント。何疑ってんだコラ」


ごめんごめんとニッと笑うなまえの頭を小突き、見えた2人の元になまえの腕を引っ張って向かった。





「お帰り2人共!随分遅かったけど混んでたのか?」

「迷子に会ってね、保護者に届けてたの」

「へえ。オメーたちが時間外に仕事するなんざ意外だな」

「俺は土方さんが雌豚どもに逆ナンされてるのは、意外でも何でもなかったけどねィ」

「なっ!見てたのか!?」

「ちょ、総悟聞いてないよ!」

「さっき待ってるとき見えたんでさァ。で?どの雌豚と付き合ったんですか?」

「誰が付き合うか!」

「あれ、いさ兄泣いてる」

「大方自分もその場にいたのに、見向きもされなかったことが悲しいんでさァ」

「あー、まあゴリラには逆ナンなんてしないよねえ。変な柄の海パンだし」

「…テメーら近藤さんさらに泣かしてどーすんだ」


しくしく泣き出した近藤さんを背に、買ってきた焼きそばを食べた。うめー。





 
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