沖田双子妹

□侍は刀を持ちなさい
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時刻は20時。真選組は息を潜め一つのコンテナを囲っていた。

2ヶ所の入口はすでに包囲し、小窓の下にも隊士を置いた。山崎の情報通り、コンテナの中には真山一派が集まっており、大規模な集会が行われていた。

江戸の中心地から離れているためか、彼らの話し声は大きい。真山本人の声も時折聞こえる。

笑い声も上がることから、こちらの行動に感付かれていないと分かり、土方は目を細め様子を見守る。

側にいる沖田率いる一番隊と副長補佐のなまえは、外と中に気を配る。裏口には近藤と原田がいて、彼らと同じことをしているだろう。



月が昇り、影が短くなった頃。



「行くぞ」


土方の声に、隊士たちは大きく頷いた。




 
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