雲の行方

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父さんが死んだ。母さんを庇って。




あの卒業式の日、父さんと母さんは祐奈の姿を見に竜王学園に来てた。
父さんたちが来た時は晴天だったのに帰りには豪雨。俺たちは家が遠いので寮に住んでいる。終業式が終わるまでは帰る事ができないので見送りをした後寮に戻った。




豪雨のせいで山を抜けていた父さん達は土砂崩れにあって父さんは死亡、母さんは重体。



それを後日聞いた俺らは校長に許可を得て病院へ。



そこには父さんの兄爽太さんと母さんの姉奈津さんがいた。
そこでいろいろと今後のことを話した。



















…面倒だから省略。



で、

俺達は学園辞めて別々の学校に行く事にした。大阪四天宝寺と神奈川立海大附属に。

祐奈は「封真と一緒がいい」と言い出したけど「母さんと一緒にいてやれ」といったら拗ねたものの了承してくれた。


でこの前俺らは寮の荷物整理をしていた。

ら、

祐「封真、こんなのあった」


といって一枚の紙を差出してきた。

それは「トリップについて」と書かれていた。

何なんだ?と考えていると祐奈はいったんだよ、予想してなかった事。











祐「何時ウチらテニスの王子様の世界にきたん?」











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