青の恋文

□秋
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キミに気づくか青の鼓動
母が帰らぬ空に砂がかかり
それが過ぎれば秋の匂い
あるものが無くないものがあるように感じる
遠くの町の明かりがどうしてこうも懐かしく感じるの?
旗が出た
ラジオからの電子音は生まれる前から知っていて
この音を手に入れた僕は今となっては最強で

怖い本を読む
変化なし
耳をつくボクサーのパンチ音
干し柿が実れば鳥が鳴く
小学校はイチョウが香り
(イチョウなの?)
中学校は輝き始める
(何が輝くの?)
走らなければ!
高校入れば校舎の影に友達と輪になり笑いあう
(楽しかった)
あなたに会いたい
(会いたい)


ぐるぐる
正方形の僕等の家
愛し合う空気と僕
手を延ばせばいつもいる
そこにいる
狂ってるんじゃない
壊れているんじゃない
僕は確かにキミといる

アレは夢
キミと手を繋いでいるのにキミが見えない
今はいつ?


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