04/04の日記

23:26
【2024】春の報
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2024年、春の四季報です。
今年は桜の開花が遅く、3月中に満開を迎えた桜は無かったようです。
3月最後の1週間で急に初夏の陽気へと転じたおかげか、東京では今日満開の報道が出ていました。
人間的には体調面で管理が大変なので急な温度変化はほどほどにしていただきたいところ…。

さて、冬の報からどのくらい進捗があったかお伝えしますと、去年のwritetoberで制作した「死体啖らいと殺し屋」の全編が完成しました。
それも3/31に。春の報ギリギリすぎ。
こちらはpixivにて公開しておりますのでよろしくお願いします。

ハロウィン用の企画だったのに春までかかってしまいました。
が、今回は文字数で結構頑張ってます。
総量157k。(pixivでは改行もカウントされるらしく166kになっていますが)
ぶっちぎりで最長です。
11月はちょっと休憩の月だったので、それを踏まえると制作期間は半年。
例年数万字を数ヶ月〜半年程度で仕上げているので、ざっくり3倍のペースで書き上げたことになります。すごい。

この3ヶ月の作業は全部これに費やしているけど、作品の背景設定については本体のあとがきに書いている…さてどうしよう。
うーん、では、キャラクターの性格や私が彼らをどう思ってるか書いてみます。
裏話的な感じで書いていくので、公式の非公式発言くらいで捉えていただけると幸いです。

◆レヒア
・性格、設定
生物としての本能が鋭い天才肌。
基本的に大人しく、声を荒げて怒る、咽び泣くなどの激しい感情表現は無い。
感情がないわけではなく、内側に抱えるタイプ。
意思表示が曖昧で会話はぶつ切りになりがち。色々図太く自他の感情に鈍感。
ただし敵意には鋭く反応する。
殺し屋としての人気は高いがそれ以外はてんでダメ。残念なイケメン。
・作者からの評価
何考えてるのか全然分からん。友達にはなりたくない。というかなれない。
この作品で最初に生まれたキャラだけど未だに理解出来ない。
書き上がりを読みながら(こいつなんでこんなムカつく言動なんだろう)と思っていた。
シナリオの構成をメモしてる時はバイオゴリラって呼んでた。


◆デボラル
・性格、設定
明るく気さくな妖怪。誰かとおしゃべりするのが好き。くどい服好きになりがち。
死体が生命線だけど人を殺して自ら食糧を作るようなことはしない(好まない)ため実はかなり無害。
口調が荒く短気で怒りっぽいところはあるが気配りが出来て面倒見が良く義理堅い。
身体が特殊なので体重は13キロ。お米+赤ちゃんの重さ
・作者からの評価
色々な癖(へき)を寄せ集めたキャラクター。
反転目、義眼ネタや異次元の身体を持っていることなど、人外だから出来ることを色々やらせた。
片方(レヒア)がどうしようもないともう片方がしっかりしていく法則で、いつのまにかスパダリみたいなスペックになっていた。
つまりレヒアはスパダリの対極にいるのか…。


◆ソロ
・性格、設定
ひとつのことにとことん打ち込むタイプ。
目的のための努力ならどんな分野でも臆せず取り組む。
意志は強いが比較的打たれ弱い。ガラスの剣。
ボーッとするのは苦手。休日は予定詰め込む派。
ジェリアのために始めた料理がそのまま趣味化し、レシピ開発に余念がない。
たまにクピドと2人で双方のジェリアの新メニューを試作している。
・作者からの評価
人当たりが良くて視野も広いキャラなので、学校だったらクラスのリーダーかムードメーカー間違いなしだろうなぁ、と思っている。
ただ話の都合上半分は偽善なので、何でもない顔で嘘つけるタイプはちょっと近寄り難いなぁ…とも思っている。
自分が卑屈な人間なので、その人があまりに光属性すぎるとその光が生み出す影の方に目が行ってしまうのだ。


◆メルト
・性格、設定
正義感が強く他人に尽くすタイプ。
自身の価値を軽く見積もりがちで、相手にとって最善と判断すれば自己犠牲を伴う選択肢でも迷わず選ぼうとする。
人前でキャラ作ってる時は自意識過剰そうな発言を心掛けている。
一人暮らしをしていた時期もあるが激務で家事をしている暇が無かったため自炊などの生活力は皆無。
若く可愛く胸がデカいのでメルトに会いたさで薬品売買に来る殺し屋もいる。
ただし身体には触らせないし薬はちょっと割高で売る。でも売れる。
・作者からの評価
元々は誰にでも分け隔てなく接するタイプの(オタクにも優しい)ギャルのような性格を想定して作った。
最終的には正義感の強さとイカれた倫理観が同居した高学歴サイコパスメンヘラ女子に進化。
男への態度は塩だけど女とはすぐ仲良くなるから私はまだ許されそうで助かる。
おうちでお泊りお菓子パーティーしながら上手く行った殺しダイジェストトークとかしてほしい。


◆カトラリー
・性格、設定
殺し、解体大好き。殺し屋というより殺人鬼のメンタルに近い。
近しい人間には献身的な態度を取る。
シリアルキラーにならずに仕事のみで殺しが出来るのは真面目で建設的な元々の性格のおかげ。
生活や行動、意思決定の中心に姉がいるが本人は無自覚。無自覚姉ファースト。
家族のために何かするのは当然のこと、という考え方で動いているためシスコンのケはない。
・作者からの評価
元のキャラ設定ではもっと陰鬱とした性格だった。
レヒアの治療シーンに立ち合わせるためには多少の社交性を持たせなければ…と思ってやってみたら後輩キャラになった。
キャラデザのラフを描き起こした時に出来た顔が好みだったので結構気に入っている。
でも人間性が一番やべーやつでもあるのでお近づきになるのはちょっと…
いや、殺されないようにお近づきになるべきなのか。怖いなぁ


◆ギア
・性格、設定など
焦らず騒がず常に紳士的。
がしかしやっていることをよく見ると結構強引な力技だったりする。
自分が歩きたい方向へ真っ直ぐ歩くために新しく道作らせたり、立ち止まらないために信号を強制的に青へ変えさせたりしてくる感じ。
ただそれが私益で終わらず公益化しやすいので支持を得ている。
創造のためなら破壊をも意に介さない革命家のような才をもつ、柔軟で型にはまらない男。
・作者からの評価
常識に囚われず自己肯定感が高く結果も出せる。ある意味私と真逆のタイプ。
生き残りさえすれば負った傷は全部かすり傷、みたいなやり方は割と憧れます。
私は結果に響かない細々したところばかり目について、そこを直してからじゃないと先に進めないような仕事が遅いタイプなので…
まぁそれはそれとして、この人が実際にやってることはめちゃくちゃすぎるのでレヒアと同じくあまり理解できないタイプではある。
お前がそんなだからレヒアもあんなになったんだぞ!
でもあなたの紳士な面を見て育ったレヒアは汚い言葉を使わない大人になりました。


以下はサブキャラにつき設定と評価ごちゃ混ぜでいきます。
◇ルシア
ソロの母でギアの妻。
元は優しく清廉潔白な人で普段はその姿勢が保たれているものの、殺し方面の話になるとタガが外れたように人命を軽視し始める。
これはギアの強行姿勢が伝播した結果で、つまりギアが悪いです。
ギアは人を人生単位で狂わせすぎ。
元は名もなき苗床みたいな胸糞扱いだったので見直して良かったと思っている。
何より私がそんな境遇のキャラを書きたくなかった。

◇ハロゲン
当初はキャラ設定さえ無かったキャラ。本編では名前のみ登場し、まともな活躍をするのはサイド「エマとコルバス」の過去軸のみ。
ディゾールでも活動中だが身分を隠すために始めた元の美容師業で普通に人気が出てしまい、今は裏方程度でしか殺し屋活動が出来ていない。
などという話は諸々全部書いてない。あまりにもサブキャラすぎて本編に関係なさすぎた。ちなみにクピドと同棲してます。
自分の気持ちに正直で善悪に関わらず行動力は高い。
考えるより先に体が動くタイプ。


◇クピド
ハロゲンと同じく本編では名前のみ、サイトでようやくまともに出てくるキャラクター。
勇敢な性格でちょっとヤンチャなセンスを持っている。
世話焼き好きで老若男女問わずガンガン関わっていく。
みんなのお母さんというか寮母さんみたいな感じ。
手先の器用さは殺しとカフェ業の両方で生きており、裏社会、昼のジェリア共に欠かせない存在。
ハロゲンと同郷なことが分かり親しくなり、見た目に反して危なっかしい性格の彼に世話を焼いているうちに同棲まで行ってた。
と、いう話も書いてない。どこにも入れる隙間無いわこんなん。


ざっくり書くつもりがそれなりの分量になってしまった。
ラフに書くの苦手です。どうしてもしっかり書き出しがち。

本体のあとがきにも似たことを書いていますが、個人を特定しないこのタイトル設定が結果としていい解釈に転べるようになったのは幸運でした。
死体啖らい(=デボラル)がレヒアを始め殺し屋達と距離を縮めていく流れになったので、今はこのタイトルしかないと思っています。

元を正すと「死体を食べる特徴を持った妖怪と死体を生み出す人間(=殺し屋)のバディものを書いたら楽しそうだな?」という発想をそのまま仮タイトルにしたもの。
個人を特定しない書き方なのは単純に名前も細かい設定もなんにも決まってなかったからというだけ。

ちなみに私は「死体啖らいと殺し屋」のことをグラコロと呼んでいます。
某ファストフード店のバーガーと同じ略称なのでちょっと美味しそう。
みんなも気軽にグラコロって呼んでね!


さてでは今回はこの辺にしておきましょう。
一作書き上げて少し休憩したいので、夏の報はまた過去作の話か今年のwritetoberの話になりそうです。
それではまた!

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