七色の貝殻

□約束
1ページ/1ページ


「大きくなったらミカをお嫁さんにしてね?」

あの約束から13年…

約束した人に再開…
でもあたしには婚約者がいる

その人には愛はない

あたし綾賀崎帝が好きなのはただ1人…

寡黙で動物に好かれる銛之塚崇

昔は近所に住んでてずっと一緒に遊んでたのに
あたしは引っ越した…

ねえ、覚える?
あの約束…

「久しぶりだね、崇くん」
「……お久しぶりです…」
「ハハッ…あいかわらず物静かだね。今日君を呼んだのは帝のことでね…」

〜モリside〜
帝が…結婚する

13年前いなくなった帝…
あの約束と悲しそうな笑顔を残して引っ越した帝…

そんな帝が結婚…
信じられない、いや信じたくない。

相手は大きなスポーツ会社の1人息子

綾賀崎家は剣道の道場だしメリットは大きいだろう…
帝…お前はあの約束をもう覚えていないのか?

〜帝side〜
結婚するまでの半年をこの桜蘭高校で過ごす…

うれしいけど複雑…
予想通り3-A
光邦と崇がいるクラス…
「綾賀崎帝です。よろしくお願いします。」
気が重い…

「ミカちゃんひさしぶりだねぇ〜」
「ひさしぶり…だね。光邦くん」

ほんとここいたくない…

なんであたしこんなとこいるんだろ。
全部あのお姉様のせいだ…
お姉様があんなことしなければ…
 

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ