銀色の絵本
□一倭【再開と出会い】
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「ねぇねぇ彼女♪」
『・・・なに?』
「おっ、チョー可愛いじゃん♪」
「俺らと遊ぼーぜ」
ひひひっと笑ってリーダーらしき男が琥珀の手首をつかんだ
『私急いでるんで。あと眼科行ったほうがいいんじゃない?私を可愛いなんて言ってるぐらいだから』
そぅ言って振りほどこうとしたが
「いいじゃんよ♪」
眼科のコトはスルーし腕をぐいぐい引っ張った
プチッ
『私と遊ぶより眼科行けコノヤロー』
いつまでもくどい男たちにイラ☆っときた琥珀は隠していた武器をとろうとしたそのときーーーーー
「真っ昼間からナンパしてんじゃねーぞコノヤロー」
銀髪侍はそぅいった
一話【再会と出会い】
「なんだテメェ」
「死んだ魚みたいな目ェしやがって」
「なんだとハゲ、ヅラがづれてるぞ」
「ななんで俺がヅラつけてるの知って・・・あっ・・・づれてない」
慌ててるハゲを見て、笑いをこらえながら
「冗談で言ったつもりだったんだけどマジでヅラだった訳、それわ悪いことしたな」
銀髪侍の挑発にのったハゲは焦りながら否定しはじめた
「ちちちちがうしぃー、今のはお前に乗ってやっただけだしぃー」
するとハゲの仲間1号〜4号わヒソヒソと
「あいつ昨日“俺のこの髪の毛は地毛なのにこの艶や”とかなんとか言ってなかったか」
「だよなぁ・・・てか俺前から怪しいとおもってたんだよな」
「よかった〜、俺だけが思ってるんじゃないかと思ってよー・・・」などと
日頃の疑問を話だした
仲間の話を地獄耳で聞いたハゲは顔を真っ赤にしながら怒鳴りつけた
「よくもこの俺様に恥をかかせたな〜」
「自分が暴露したんじゃねーか」
「〜こぉ〜の〜!!!」
腰に差していた刀を抜いて銀髪侍に襲いかかった・・・が、キィーンと刀を簡単に木刀で弾きハゲの首ギリギリに刃を向けた
「口ほどにもねーな。あと二度とコイツに近づくんじゃねぇ」
「ス、スイマセンでした」
それだけ言うとハゲと仲間たちは孟ダッシュで逃げていった
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