三国志 琴音伝

□三国志 琴音伝 第3章 〜琴音旗揚げ〜
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三国志 琴音伝 第3章
私は諸葛亮孔明を得て、豊かな土地が広がる、益州へ向かった
益州への道は険しく、自然に守られていた。この土地は簡単には攻められない。
益州に着くと劉璋に手厚くもてなされた。

益州で過ごすにつれて琴音はそろそろ土地を持たねばと思うようになった。

ある夜、孔明が私の部屋にやって来た。

『女王様、この益州を手に入れたいとお思いでございますか?』
不敵な笑みを浮かべながら孔明は私に問いかける。

『流石ですわ、孔明、ちょうど今考えていたところにございますわ』

と、ちょっぴり悪戯っぽく言ってみる。

『手に入れる方法は1つ!劉璋に降伏を勧めるのです。琴音様は10万の兵をお持ちです。水軍3万、騎馬4万弩兵2万、槍兵1万、その他歩兵6万です。すべての兵が精鋭であり、最強です』
『しかし…その様な事を私が行ったら人々は何と言うでしょうか?悪口を言われるでしょう。民の心を掴まなければ、国は治められませぬ。』

『大丈夫です!私に任せて下さい!必ずやこの蜀をてにいれまする!』
孔明は微笑みながら、言った。

数日後…

劉璋が訪ねて来た。
『この蜀を余に変わって治めてくれませぬか』

『なぜです!?』

『蜀の平和のためです。私が持っていても宝の持ち腐れでしょう。なにぞとよろしくお願い致しまする。』
と言って権利書と金印を渡してきた。

『そんなっ!この土地はあなたが長年治めて来た土地ですよ!私などが頂いて良いものではごさいません!!明日此所を発ちます。今までありがとうございましたさようなら...』

『お待ち下さい!女王!』
『お願い致します!!どうかこの蜀を治めて下さいませなにぞとよろしくお願い致します…』
蜀の臣下が声をそろえて私に言った。

『わかりました。この蜀は私が治めましょう。』

そうして蜀を手にいれた、琴音はまた一歩進んでいくのだった。

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