逆十字架

□うた
1ページ/8ページ


毎夜
聞こえる歌声

透き通った
音の様な声音

導かれるように
誘われるように

樹海から抜け出す危険な行為
けれど足は止まらず

いつからか
それは
当たり前

不可思議な力を迸らせ
銀の髪を風に靡かせ
歌う
人ではない
同属でもない
お前

遥かな居城のエントランスで
遥かな闇の空に向かい

鎮魂の様な唄を・・


.
次へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ