書物庫
□涙
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犬夜叉一行は楓の村で休息をとっていた。
「オラのおとうは…とっても優しかったぞ!よく助けられたら礼をしなさいって言われたもんじゃ!」
「ほぉ〜…それは良い父上様ですねぇ。私の父上は奈落の呪いで早死にしてしまいましたが、おなごの口説き方を教わったものです。今じゃ欠かせませんよ!」
バキッ
飛来骨は見事弥勒に命中した。
「さ、珊瑚ぉ〜…」
「全く…法師様は」
「本当ですって!口説き方は父上に教わったんです!!それを、夢心様の教えで技をみがいたんです!」
「……(法師様のスケベは遺伝か)」
「珊瑚のおとうはどんな人じゃたんじゃ?」
「とても大切な事をいろいろ教えてもらったさ…ま、妖怪退治屋の記憶が一番思い出に残ってるけどね。」
「へぇ〜。皆、良いお父さんじゃない!」
かごめは感心しながら言った。
「かごめちゃんの父上はどんな人?」
「交通事故で亡くなっちゃったんだけど…普通だったわね!!」
「普通が一番だね!じゃないと、法師様みたいな事になってたかもしれないからさ…」
「ははっ(珊瑚ちゃん…)」