書物庫

□記憶喪失
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犬夜叉一行は旅の途中で妖怪退治を以来されていた。夜に現れる妖怪らしく空が暗くなるのを待っていた。

「何で俺まで妖怪退治をしなきゃなんねえんだ!」

「そんな事、言わないの犬夜叉。ねっ!」

「そうです。せっかく村に泊めてもらえるというのに。」

「インチキして泊まるよりマシだな!よぉし…やってやるか!!」

「その意気よ!犬夜叉!」

そんな事を言っているうちに辺りは暗くなっていた。犬夜叉達に緊張がはしる。雑魚とはいえ、命を懸けて戦わなければならないので緊迫した空気が流れる。

「村人が言うには、妖怪はたぶん大百足だ。頭を狙うのがコツさ!」

バキバキバキッ
森から、もの凄い速さで大百足が突進してきたのを、難なくかわした犬夜叉が、大百足の頭の上へ高くジャンプした。

「危ない犬夜叉!」

かごめが言うより早くバキッと音が響いた。
弥勒が錫杖を大百足の頭めがけて振り下ろした瞬間に、犬夜叉が飛び出してきたのだ。

「何やってんのさ、二人とも!飛来骨!!」

大百足は珊瑚の一撃で消滅した。

「大丈夫?犬夜叉?」

かごめが今だに地面に倒れている犬夜叉を揺り動かすがなかなか目が覚めない。

「…ったく、犬夜叉…大丈夫ですか?」

殴った本人の弥勒も心配して顔をペチペチと叩くが起きない。

「犬夜叉なら大丈夫じゃろ。崖から落ちても死なんからのぅ!」

七宝は気絶している犬夜叉を横目で見ながら言った。
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