書物庫

□兄弟愛?
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「!!!」

不意に犬夜叉が立ち止まった。

「どうしたの犬夜叉?」

…ザッ

そこへ、茂みの奥から殺生丸がゆっくりと現れた。

「殺生丸!てめえ、何しに来やがった!?」

「待て、犬夜叉。喧嘩はよくない。父上もそう思っているだろうからな…」

殺生丸の一言で犬夜叉一行は目を丸くして驚いた。

「ほ、本当かよ!?」

「本当だと言っているだろう。」

そして、数日後。
兄弟は、今までの事が嘘のように仲良くなっていた。

「殺生丸、いくら優しくしてくれても鉄砕牙はあげないからな!」

「…何を言う。私には天生牙がある。鉄砕牙はいらぬ…」

「ならよかった…寝ている時に盗ったりするなよ…」

「盗らぬ。」

本当はとっても鉄砕牙がほしい殺生丸でした。


   終わり
 

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