Sweet Holiday

□Sweet Holiday 8
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【YFside】



宿舎を出ようと靴を履いていると、ジョンヒョンが部屋から出てきた。


JH「ヒョン、出掛けるの?」


YF「すぐ戻るよ。」



一言伝えて宿舎を出た。



エレベーターを待ちながらも名無しさんのことを考えてしまう。



俺ってこんなにウジウジしてたっけ・・・?



ロビーを抜けるとソヒョンが待っていた。


YF「はい。」



ソヒョン「ありがとうございます!すみませんでした。」



ソヒョンからの電話は腕時計を忘れてしまったから下に持って来てほしいとのことだった。



YF「いいよ。それよりマネージャーは?」



ソヒョン「マネージャーは急いで行かなきゃいけないところがあったみたいで・・・先に行ってもらいました!」


YF「じゃぁ送ろうか?」


ソヒョン「いや、タクシーで帰るので大丈夫です^^」



YF「・・・ちょっとストップ。」



ソヒョン「え・・・?」



ソヒョンの顔を覗きこむ。



ソヒョン「な、なんですか?!」



YF「睫毛にごみがついてる。」



ソヒョン「あ、ありがとうございます・・・。」



睫毛についた糸屑をとり、顔をあげる。



ソヒョンの後ろに一台のタクシーと二つの人影が目に入った。




YF「・・・名無しさん・・・?」


ソヒョン「え?」



ソヒョンは後ろを向くと名無しさんとドンヘヒョンに気付いて、二人に駆け寄った。
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