Short story

□Photograph
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「相葉さん入りまーす!!」
「お願いしまーす!!」


いつもみたいに人懐っこい笑顔を貼り付け、いつもの"相葉雅紀"を演じる。

用意された衣装を身にまとい、
ライトを当てられ、
"相葉雅紀"にカメラを向けられる。


「撮影始めまーす!!」


………ばかばかしい。

俺のことを何も知らないくせに何が『大好き』だ。
結局外見しか見てくれないくせに。

それに…笑顔を振りまいている俺自身も。
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