神尾受けV

スピードエースの弱点
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「っはぁ…はぁ、はぁ……」

「おいおい、もうイッちまったのかよ?」


息を荒げる俺に、跡部が不満そうに言う。

だってしょうがないだろ、お前が動くから悪いんだ。


「んなに早くイッちまったら、俺様が楽しめねぇだろうが」

「ぁ…はぁ…しょうが、ね、だろ…」

「ったく…動くぞ」


俺が了承するよりも早く、跡部は再び腰を動かした。

イッたばかりの体には辛くて、俺は必死に襲ってくる快感に耐える。


「ひあッ!あぁっ…だ、めッ…跡部っ」

「だめじゃ、ねぇだろ…?こんなに、締め付けてんじゃねーかよ」

「だめっ、だめッ…い、くっ…あ、ああぁ!!」


跡部はまだ1回もイッてないっていうのに、俺は4回目の射精をした。

自らの腹にかかる精液は、量も少なく、色も透明に近いものになっていた。


「っ…おい、神尾」

「はっ…はぁ、あ…」


体から力が抜けて、頭もぼーっとしてきた。

四肢をベッドに投げ出して、目を閉じた。


「おい神尾、まさか寝るなんて…」

「ん、ん…もう、疲れたよ跡部……」

「冗談じゃねぇ。俺はまだ…おい神尾っ!」


跡部の声ももうぼんやりとしか聞こえない。

だってもう疲れたんだ。眠いんだ。


「やっ…だぁ!眠くて死んじまう!寝かせてくんねーと嫌いになるからな!!」

「なっ……クソ、バカミオが…」

「お願い、跡部ッ…もう無理っ…」

「あー、もうわかった。ったく体力ねぇな」



悪態をつきながらも、疲れているなら仕方ない、と言ってくれる跡部。

優しいなぁ、なんて思いながら、俺はそのまま目を閉じて眠った。





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