神尾受け

空間
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「何だ跡部の奴、機嫌悪いな」

「本当だ〜」

「何かあったのか?」


宍戸と向日、ジローが跡部を遠巻きに見ながら言う。

離れた距離からでもわかるほど、跡部は不機嫌オーラを放っている。


「あ!跡部や!あっとべー!!」

「うわバカ忍足!」


オーラに気づかずに通りがかった忍足が跡部の元へ駆け寄る。


「死ね!」


忍足の鳩尾に蹴りが入れられる。


「っぐは!」


その場にうずくまる忍足をチームメイトたちは哀れな目で見た。


「ったく、何やってんだよ。激ダサだな!」

「大丈夫か侑士?」

「お、おぉ…結構きいたわ……」


よろよろと立ち上がる忍足。

跡部はそれを無視して自室へと足を運ぶ。


「跡部の奴、いつからあんなんなの〜?」

「さあ…特に変わったことなんて…」



「…………あ、あれや」



「「「あれ?」」」


忍足の言葉に3人が首を傾げる。


「あぁ…部屋割りやろ…」



「「「ああ…」」」



3人もすぐに納得する。


「なるほど、そういうことか…」

「まあしょうがないC〜」

「しょうがないですませんなや。俺殺されるでそのうち」

「頑張れ〜侑士」

「はぁ……がっくん助けてや〜」



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