氷帝Ⅱ
□２人の立ち位置
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「ふ、ぅ…んんッ、ン」
「宍戸さん、声、我慢しないで」
「だっ、て…あ、んん！」
こんな恥ずかしい声、聞かせられるわけない。
なのに長太郎は舌まで使って俺を攻め立ててくる。
乳首だけでこんなに気持ちいいなんて、どうなっちまうんだよ俺の体…！
「ん、んんッ、ひぅ…」
「宍戸さん、すごく可愛いです…」
目線を下にやると、長太郎の自身は既に勃起していた。
ズボンが不自然に膨らんでいる。
まだ何も触ってないのに、俺に興奮してくれたんだ…
そう思うと嬉しくて恥ずかしくて、顔をまともに見られなくなってしまった。
「あ…宍戸さん、勃ってる…」
「えッ!?」
ウソだろ!?
でも自分の股を見てみると、完璧に勃起していた。
すると長太郎が、ズボンの上からソコをさわさわと撫でてきた。
「ふぁ…長太郎、やめぇ…」
「俺で感じてくれたんですね。嬉しいです」
「うる、せぇ…触んなっ…」
「すみません…すぐに、楽にしてあげますから」
そう言うと長太郎は、俺のズボンのジッパーを下げ、下着ごと膝まで下ろした。
恥ずかしすぎてどうしたらいいのかわからなくて、頭の中が真っ白だ。
「ここ、気持ちいいですか？」
長太郎が俺の自身をきゅっと握る。
既に先走りが溢れていて、小さな水音がした。
そのまま手を上下させ、俺に快感を与えてくる。
「んぁ！あ、あぁッ、長太郎っ…」
「宍戸さん、気持ちいいですか？」
「あぁ、んッ！やめっ…」
長太郎の問いに答えられるわけもなく、俺はただ喘ぎ狂うだけ。
恥ずかしくて死にそうなのに、どこか興奮している自分がいる。
「長太郎ッ、やぁ、あぁん！」
「宍戸さん、そんなに緊張しなくても大丈夫ですよ」
「だ、だって、あぁッ…」
長太郎の声も顔も手つきも優しくて、俺のことを気遣ってくれているのがわかる。
だけどそんな態度が余計に俺を煽っているのを、コイツは知っているのだろうか。