不毛
□うわごと
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「あっ、あぁッ…ダメだって深司っ、もう……」
「もう、限界なわけっ……?」
うん、もうダメって顔してる。
その余裕のない顔がすごく好き。
セフレはバックが多いって言うけど、ないない。
神尾の可愛い顔見たいし。
それに恥ずかしがってる顔がまた最高。
「すごい…エロい顔してる……」
「みっ、見んなよバカっ…」
顔を背けて、腕で隠す神尾。
可愛いなぁ、本当に。
でも俺ももう限界で、頭真っ白になってきた。
神尾の中最高。
「あぁッ……もう、ダメっ、イッちゃ……」
「じゃあ一緒にイこうか」
「ひっ……ん、あぁあ!」
耳元で囁いてやると、中が締まって神尾が果てた。
俺と神尾の腹に白い液体がかかる。
俺もすぐに果ててしまった。
「はぁ……はぁー……」
「は……神尾………」
このとき、自分が口走ったことを、俺は覚えていない。
「神尾、好きだよ……」
気づいたら2人とも眠っていた。