四天宝寺
□愛をください
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「は、ぁ……んんっ…///」
「は…ちょっと、辛いけど……声、我慢してな……」
俺の下で、汗と涙を流しながらシーツをぎゅっと噛み締める財前。
辛いだろうとわかっとっても、俺は腰を動かすのを止めない。
「んん、ひぅ…んんーッ///」
「ん…めっちゃ気持ちええ、財前…」
「んんぅ…ふ、く…」
とっくに視界はぼやけているだろうに、懸命に俺と目を合わせようとする財前。
いつもは照れて顔隠すくせに、今日は穴が開くくらいにじっと俺の顔を見ている。
「財前…あんま、見られると…恥ずかしいんやけど……」
いつも財前が嫌がっても見ようとする俺やけど、やられると恥ずかしい。
俺も余裕のない表情しとるやろうから、あんま見られたない。
「や、って…謙也さんの顔見んと、怖いっ…」
「え…?」
財前の口から、唾液で濡れたシーツが落ちる。
「ちゃんと、愛されとるって…実感したいっ…」
うわあああぁーッ……
「あっ、何でデカくっ…///」
「お前可愛すぎっ…止まらへんっ、好きや!」
「あ、あ、あぁ!もうアカンっ!謙也さんっ…」
財前は体を小刻みに震わせて、果てる直前に俺にぎゅっと抱きついた。
俺も抱きしめ返し、すぐに自身を抜いて、財前の腹部に吐精した。
「は……はぁ…///」
「は…あっぶな…中で出すとこやったわ。あと4時間もせんうちに学校やのにな」
「は…はは……そうっすね…」
財前は力なく笑って、俺に抱きついた。