BL
□2011年12月11日〜2012年1月28日
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「3人でいい」 南+倉+京
南沢さんはスゴいんだ。
顔も良いし、頭も良いし、勉強も出来るし、運動神経もいいすべて完璧…。いや性格はめちゃくちゃ悪かった。
でも、その南沢さんはもういない。
転校したんだ。月山国光に。試合したときはすごく驚いて危なく泣きかけたけど、でも泣いたら何だか負けな気がして南沢さんは本当のサッカーをわかってくれたから本当に嬉しかった。
でも、雷門には戻ってきてくれないんですね。
剣城とツートップでも楽しいけど南沢さんじゃないと物足りないです。3人でスリートップしたい。
「先輩?」
『剣城…。』
「南沢先輩ならきっと戻ってくると思います。だから、そんな泣きそうな顔しないでください。」
『どこに、そんな根拠が!』
剣城ごめん。せっかく励ましてくれたのにあたっちゃて、不安なんだよ追いかける背中がないのに、追いかけて貰うのは…
怖いんだ。
「何話てんだ?」
えっ?この声もしかして…
『南沢さ…ん?』
何で?何で?いるんですか?月山国光は?
「今日から雷門イレブンに入った南沢篤志だ。」
剣城を見れば当たり前って言ったような表
情をしていた。知ってたのか?
『三人でスリートップ出来るんですね』
「嗚呼」
「はい」
やっぱり俺は南沢さんの背中を追いかけなきゃ駄目なんだ、そんで剣城に追いかけて貰わなきゃいけないんだな。
3人でいい
3人でいいからサッカーをしよう
(南沢さんがいて剣城がいて、もう他に望むことなんかほとんどない。あとは心置きなくサッカーをするだけだから)
((俺たちも3人でスリートップなんて幸せだ))
End