BL

□南倉
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南沢さんが雷門を去ったらしい。
三年生の人が言っていたから事実なんだろうけど俺は信じられないまま時が過ぎって行った。









月山国光との試合当日。
南沢さんを見つけた。客席ではなく敵側のコートに見つけた。
目元がなんだかとても熱い気がする目から何か出そうだ。

南沢さんは敵側のキーパー、確か兵頭さんと言ったか、仲睦まじく話している、あれはきっと

言いたくはないけど

きっと付き合っていると思う。

だって南沢さんの頬が赤い気がしたから付き合っていなくても、南沢さんが彼の事好きなんだと思う。







試合が終わった。
勝ったのは嬉しかったけど、正直試合の中身なんかあんまり覚えていない

竜巻に飲み込まれたり、
天馬からのシュートチェインで初ゴール、
南沢さんが本当のサッカーをわかってくれた。
ただ、ただそれだけ

南沢さんはいつも試合に勝つと俺の頭を撫でるのが癖だった。

「倉間、お前のシュート効いたよ」

何て言って俺の頭を撫でている。いつもは嬉しかったのに、今は嬉しくなんかない、寧ろ嫌。
目から何かがこぼれ落ちそうだから離して欲しい。


「そんなことないです、南沢さんだって凄かったですよ」

俺はうまく笑えているだろうか、泣きそうな顔をして無いだろうか、俺はあなたが好きなんだ。
気付きたくはなかったけど好きなんだ。きっと、




南沢さん
俺のこんな想いどうすれば?


(嗚呼、結局は目から溢れ出てきてしまった。あなたを想う気持ちの涙が…。)

(倉間先輩?)

(胸を貸してくれ。)






20120103
―――――

企画青春ボイコット様へ提出致しました。

駄文です。すみません

南倉の筈です。
ほとんど誰も話してません
(倉間先輩?)は誰だか本当に不明です。たまたま倉間を見つけて倉間に胸を貸してくれる優しい後輩です。
だから、プラスとか矢印とかの表記は絶対の確率でないです。
悪魔で南倉なんで


参加させていただき有難う御座いました。





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