短編夢小説

□青蛙亭での日常
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東京の某所にあるという青蛙亭・・・

「気持ちいいですか、圓潮さーん」
「ん・・・こりゃいいねぇ」

青蛙亭の舞台裏、ようは楽屋裏で百物語組のリーダー格である圓潮と構成員の一人であるジャックフロスト・陽菜の二人がいた。

「こことか?」
「んっ、あ・・・そこ、気持ちいい」
「そうですか。あぁ、こことかもどうです」
「んん、そこっ!」

楽屋の中ではそんな声が聞こえてくる。しかしながら勘違いしないでほしい。別に彼等はやましいことをしているわけではない。会話だけ聞いてやましい妄想をした諸君はもう少し純粋に生きるべきだ!お姉さんとの約束だぜ!(やかましい)

じゃあ何をしているかというと・・・

「耳掃除っていいよねぇ」
「まぁ、嫌いではありませんよ」

陽菜が圓潮さんを膝枕して耳掃除をしていたのだ。

「それに圓潮さん、頑張ってますからこれぐらいはさせてもらいますよ」
「あら、それを言うなら・・・アンタこそ頑張ってるでしょ、陽菜?」
「・・・非常に言いにくいことですが、柳田さんよりはやる気がありませんよ、私」
「そりゃあアンタは元々扱いにくい子って分かってるから」

仲良く会話しながら耳掃除をする陽菜

「ま、私ってば自由人好きですし、悪戯好きですもん。ルール通りに動くの苦手なんですもん」
「ま、他の構成員だってそんな奴が多いじゃないかい」
「鏡斎とか切裂とおりゃんせとかのことですよね・・・っと、これで終わりです」

耳かきをティッシュで拭きながら圓潮に声をかける陽菜だったが・・・
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