短編夢小説

□バイトに明け暮れるのも青春の一つだよね
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私の名前は陽菜と申します。至って普通の家庭に生まれた普通の人間で、これといって特徴はない。

ただし、妖怪の下でアルバイトをしていることを除けば・・・だけれども

「陽菜、掃除は終わったか?」

「終わりましたよ旦那ー」

雇い主の名前はかまいたち・・・うん、まぁいわゆる妖怪って奴だ。
妖怪にしては少女漫画好きだったりするのだが、そこらへんについては目を瞑ろう。

「そういえば・・・かまいたちの旦那、今日発売の少女漫画ですが初回限定版と通常版の2冊で良かったんですよね?」

「そうそう・・・あぁ!この先生の単行本は久しぶりなんだよな!実に2年ぶりか!」

「作者が病気で休んでましたからねー」

妖怪とは思えないぐらい人間の世界に馴染んでいる雇い主ですが、最近は他の妖怪と何か悪事を企んでいるみたいです。

ま、バイトの身である自分にとっては関係ない事柄なのだが
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