ぬら孫連載[Eine Fluchttochter]
□発想の勝利
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オッス!おらは燐!邪神に惚れられちまった人間なんだぞ!
・・・とまぁ冗談はさておき。死ぬ気で人喰い村の人々を風を操って全員気絶させました。人間、死ぬ気になればなんでも出来るってことで良いのだろうか。
「すげぇじゃねぇか!」
「途中から”風”の使い方も磨きが掛かっていたよ」
雷電さんと柳田さんの言葉にちょっとだけ嬉しくなる。とはいえ・・・奴良組撃破の為の戦力として数えられているのは複雑な気分だ。
「とっ、とりあえず・・・これで今日はいいですよね柳d」
「まだだよ」
・・・
・・・・・・
柳田ァァァァァ!!おまっ、おめぇぇなんなんだよぉぉぉぉぉおおおおおお!!
「まだやるんですか!!?」
「やるよ、決まってるじゃない」
しれっと答える変顔イケメンにイラっとします。お前の顔にパイでもぶつけてやろうか!!
疲労感が半端ないのですが、どうやら柳田さんはまだまだヤル気な模様
「でもよー、なんか燐・・・疲れてねぇか?」
雷電さんナイスフォロー!!
「いいんだよ雷電、彼女は百物語組の一員なんだよ?これぐらいはこなしてもらわないと」
柳田、お前は爆発してアフロヘアになってしまえ
「それに・・・”彼女”たっての希望なんだから」
・・・彼女?
「遅れました、柳田さーん」
森の中から、少女の声が聞こえてきた。それと同時に周囲の木々が凍りつき、霜が降り、雪に覆われ始めた。
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