ぬら孫連載[Eine Fluchttochter]
□ゆっくりしていってね!!!
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「・・・<小生>が気付かないとは・・・」
今、私の目の前にはあの切裂とおりゃんせである。
どうしようどうしようどうしよう
まじ怖いんですけど
早速 DEAD OR ALIVE じゃねぇか畜生
ハスターさんの馬鹿ぁ!なんでわざわざここに落とすんだよ神様なら空気読んでくれよっ!!
「あはは・・・」
笑うしかないな
アハハハハハハ
私が乾いた笑いをしていると、切裂とおりゃんせは首を傾げた。
「・・・お前、<小生>を怖がらないのか?」
「ふぇ?」
・・・あれ、これなんてデジャヴ?
このやりとりって確か、本編でリクオ君が・・・
「・・・つまんねぇな、怖いよォ、帰りたいよぉって言えよ」
「えーと・・・あ、はい。≪コワイヨー、メッチャオウチカエリタイヨー≫」
ちなみに私の本音である
とはいえ、さすがに棒読みだったので切裂とおりゃんせはニヤニヤと気持ち悪く笑いながらこちらに近付いてきた。
あ、なにこれ死亡フラグ?
「・・・まさか、<小生>と同類でありマスか?」
後ずさりしている私の腕を掴んで睨んできた。なにこれなんてホラー?
「え、あ、いや・・・ナンノコトヤラー?」
やばいよ、やばい。まじやべーよ
どのくらいやばいかというとまじやばい
とりあえず大鋏で攻撃されてはないが、あんなんで攻撃されたら多分死ぬ。いや、確実に死ぬんじゃね?
「・・・」
「あはははは・・・えっと、ちょっと、腕が痛いんで離してくれません?」
「・・・”畏”は感じねぇな」
「いやだから離してくれません?」
「・・・」
私の腕を掴んだまま切裂とおりゃんせは黙って私の顔を見ていた。
するとニヤリ、と笑ってきた。
いや、ニヤニヤ笑いはいつものことだけどなんか嫌な感じの笑い方
・・・なんだか嫌な予感がするんだけど
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