参加作品

□おまけ…。
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――――翌日の朝――――





「え゛〜〜〜〜っ!これは媚薬じゃない!?」




社長室にはブルマの叫び声に似たような声が響く



秘書はきんきんと響く声に耳をふさぐ


そして言葉を繋げる




「はい……何でもべジータさん飲んだものは液体状の睡眠薬で媚薬は研究室の戸棚にありました」



「戸棚………あっ………」




ブルマは今更になって媚薬の場所を思い出す



そして苦笑いをすると、言う




「そういえば、私……研究やめるとかいってしまったんだった……ごめん、ごめん」



「それならいいですけど、これからはお忘れなさらないようにしてくださいね」




そういうと、秘書は社長室を後にする



すると、ブルマは睡眠薬と媚薬を見比べる




「……確かに液体の色も透明だし、似てるわね……瓶まで同じにすることないのに……ややこしいわね」



そうつぶやくと、瓶にマジックペンででかでかと薬の名前を記入する


これからは同じ間違いを繰りかえさぬように………




だが、ブルマは腕を組んで考え込む




「……だったら、べジータには媚薬の効果はない…なのにどうして、愛してるって言ってくれたのかしら…?」




その疑問が浮かび上がると、社長室がノックせずに開かれる


すると、そこにはすでに復活しているベジータの姿



ブルマと同じように腕を組んで口を開く




「ブルマ……重力室のメンテナンスを行え…いかれた」



「それはいいけどさ……ひとつ聞いてもいいかしら…?」




ブルマは社長椅子に座りながらいう



すると、べジータはブルマを見つめて無言


無言は肯定と知っているブルマは言葉を続ける




「…あのさ、あんたが飲んだ薬…媚薬じゃなくて睡眠薬だったの……だけどあんたは愛してるっていってくれたじゃない?どうしていってくれたの?」




その言葉にべジータはこれ以上にないくらい顔を真っ赤に染める



すると、すぐに顔をそらして、ブルマに背を向ける




「そんなこと、俺は言ってなんかいない……下らないこといっている暇があるなら早くメンテナンスを行え」




そういうと、べジータは社長室を後にしてしまう



すると、ブルマは小さく微笑んで頬を紅色に染める




「……まったく、素直に言ったらいいじゃない…」



そうつぶやくも、本気だった言葉に嬉しくなって口元が緩んで笑ってしまったのだった





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