夢の断片

□夢を日記に書き綴る
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「こんにちは。のみくん。」



水の中に響く声。…タコ男さんだ。



『こんにちは。…此処で何、してるの?』


「わからないや。ただ、此処にいて時々来るうろつきと話したりしてる…かな。」



あとは怪我くんと学ランくんと話したりね。笑ってタコ男さんは言った。



「のみくんは何をしに此処へ来たのかな?」


『会いたかった。』



会いたかったんだ。タコ男さんに。笑ってのみって名前を呼んでほしくてきた。



「そっか。…ありがとう。あっそうだ。」



タコ男さんはくるりと此方を見ると微笑んだ。



「理由、一個忘れてた。のみくんを待ってるから。此処に居る理由。」


『…。』


「あれれ…のみくんてば照れてるの?かわいいなぁ。」



タコ男さんはすっとタコあしを伸ばして僕の頬に触れた。



「いつでも此処でのみくんを待ってるよ。」



恥ずかしくて逃げ出してしまったけれど、また時間がたって僕はタコ男さんに会いに行くんだろうな。
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