夢の断片
□夢を日記に書き綴る
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『先生。』
いつもはシンセサイザーの前にいる先生。でも今日は違う。先ほど窓付きが部屋に来たからだろう。
『先生。』
どんなに僕が読んでも先生はこちらを向いてはくれない。…どうして?
『先生…?』
窓付きは先生の前に立っている。いや、正しくは先生が僕と窓付きの間に立っているのだけれど。
「…のみ。こっちへきて。」
『窓付き?』
様子がおかしい。そう思って窓付きに近づこうとすると先生は僕を止めた。
「…ゆるさない。私とのみの邪魔をする先生なんて…死んじゃえ」
キュアーオ
『せん…せい?』
先生の背中から生えた銀のとがったもの。薄くなり消えていく先生。
『やだ、先生、なんで、窓付き。』
「これでのみは私のもの。…行こうのみ。」
嫌だ。先生のいないところになんて誰が行くか。そう僕がいえば窓付きは笑った。
「じゃあ先生と同じところへ行かせてあげる。」
サクッ
キュアーオ