華籠恋謳
□appuntamento e ciliegio
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「おー、大分色づいてきたねぇ♪」
「うむ！あと数日もすれば美しい花が咲いてくれるであろう！」
庭の桜の大木を見上げながら佐助と幸村は嬉しそうに笑う
「また花見をせねば！」
「あー・・・お願いだから今年は暴れ回って木の枝折ったりしないでよ？」
「そ、そのような事はない・・・」
「去年もそういいながら大将に酒飲まされてべろんべろんに酔っ払ったんでしょうが！」
去年の惨事を思い出して佐助は心底嫌そうな顔をする。
去年の様な後片付けはゴメンだ、とその背が語っているように見えたり・・・