遊戯咏

□落花流水・六
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「そう言ってるワリには暗いぜ真田ァ。何が不安だ?」
「……物理が」






しょぼん、と犬耳と尻尾が着いていたら間違いなく垂れていたであろうと思える程にうなだれて呟く幸村に政宗は大丈夫だろ、と呟く。






「出来る限りはやったんだろ?なら気に病む事はねぇ…you see?」
「はい…!何だか政宗殿にそう言って頂けると安心出来ますな」
「そうか?ま、今更どうしようもねぇしな…それより、迎えが来てんぞ」
「迎え?」



政宗が指差す方向…教室の入口の方を見るとこちらに走り寄る人物が一人。




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