遊戯咏
□落花流水・参
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きっぱりと言い切り政宗はさっさとパンを食べ始める。
さわさわと揺れる桜の木の下で二人は半分寝かかりながらゆっくりと昼ご飯を食べる。
と。ぼーっとしていた二人に近付いて来る影が二つ。
「お、先客かあ?」
「……その様だな」
「ん?」
「元就殿に元親殿!」
近付いて来た二人は政宗と幸村の隣に茣蓙を敷く。
「用意いいな元親」
「コイツが地べたに座るの嫌だって言うからよォ、家から持ってきたんだぜ?」
と言うのは銀髪の左目に眼帯をしたあからさまに柄の悪そうな…。