遊戯咏
□落花流水・弍
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小田原から駆け出した幸村はそのままの勢いで学校へと駆けて行く
「〜」
と、門の前に誰かが立っているのを幸村は目の端にうつしたがそのまま駆け抜ける
「……元気だねぇ、相変わらず」
キキッ
「おいアンタ」
「ん?」
「邪魔だ。退け」
「ああ。悪い悪い」
門から中を覗き込んでいた男に後ろから声をかけたのはあからさまに機嫌の悪そうな政宗だった
「…7時50分か」
そう呟くと政宗は昨日の事の話をつけに物理準備室へと向かった
ー物理準備室
コンコン…ガラッ