遊戯咏

□落花流水・七
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「旅行?ああ、良いんじゃない?誰と行くの」
「元就殿と元親殿と政宗殿でござる!」








いつもの様に小田原でカウンター越しに話す幸村と佐助を見ながら小太郎は珈琲を入れていた。







朝一番と言う事もあり、店内には三人しか居ない。





「行き先は?」
「……京都、なのでござるが…」





その言葉に小太郎と佐助は手を止めた。





「……京都?」
「……」
―なんで、また…



「そ、某が京都に行った事が無いと言ったら皆さんが連れて行って下さると…」 
 
 
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