遊戯咏

□魔女と使い魔〜狂科学者毛利元就〜
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「……ふむ」






「なぁなぁ、政宗」
「あ?何だよ元親」
「元就がおかしいんだよ、昨日から」
「何が」


今日もゴロゴロと自室で寝転がっていた政宗の元に何やら肩を落とした元親がやって来た。


勿論その部屋には小十郎も居るわけで、彼は何も考えずゴロゴロしている政宗のはだけそうになる着物を直す事に必死だった



「いや…部屋から出てこねぇんだよ、今までんな事無かったから心配で…」
「部屋から出て来ない?……ああ、分かったぜ元親。別に心配しなくても大丈夫だ」
「?」
「お前が来る前まではしょっちゅうやってたんだけどな、何か研究し始めたら部屋から出ないんだよ」





その時、













静かな上杉邸に爆発音が響き渡った。







「!元就…!元就ぃ!!」

爆発場所を特定した元親は一目散に走った。
黒煙を上げているのは自分と元就の自室…
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