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□第一章
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その日は、今までどおりの“日常”の1ページになるはずだった。

私にとっても、みんなにとっても。


今まで通り、少し面倒な授業を聞いて、友達と話して。お弁当を食べて、家路につく。
そのはずだった。






世界は、残酷。









私―――佐久間桜が、4歳から通う星霜学園は、今日、崩壊した。
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