小説

□恋する前の愛でも上等
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あぁー…あれだ
多分聞き間違えか何かだ

「あいしてます」

0.1oも狂うことなくあってやがる

なんて大人ぶっている言葉だろうか
背伸びをして大人になりたがってる小学生にしかみえない
俺は目の前でにっこりと笑顔を溢しているおしゃれ小僧の額をついた

「何言ってんだよ、ガキ」
「一才しか違いませんけど」

ルビーはガキ扱いにムッとして少し顏を背けたがまた直ぐに同じ言葉を発する
何故にここまでこだわるのか分からない

しかし年下なこいつに言われ続けるのも尺だ

「ルビー」
「なんですか?」
「あんま、愛してるなんて言ってると後悔するぜ?」

ニャっと笑ってルビーをみるとキョトンとした顏でこっちを見ていた
俺は少し小さ目のルビーの頭を撫でてる
そうしてぺしっと頭を叩いていった

「まぁガキは大人ぶるなって」
「…子供扱いは止めてくださいよ」

返ってきた言葉はかなり不機嫌そうでだった
そして何かを諦めたように溜め息をつく声がする


「あいしてます」
「…懲りてな」

俺が言葉を言い終わる前にルビーがばっと抱きついて唇が重なった
柔らかい感触がして離れて行くまで方針状態
そしてルビーが頬を軽く触れた時点でやっと現状をりかいした

…キス、された?
ルビーに

一瞬で顏に熱が集まった
爆発しそうなほど恥ずかしくて堪らない
それでもお構いなしにルビーは口元を上げて俺にはなしか

「後悔、貴方がさせてくれませんか?」


こいつは重症だ
まぁ、こんな言葉にグッとくる俺も多分重症だがな

「…上等だ」

絞り出した言葉はそれしかなく、満足そうに笑うルビーがうざかったから俺から仕返しにキスしてやった

ぜってー後悔させてやろう


***
ルゴーってありですか?←
むしろル→(←)ゴーみたいな(..)
ルビーのキャラが掴めない初ガキである。


.

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