小説

□可愛く見えるは、惚れた弱み
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今隣にいる恋人兼ライバルは不機嫌なのか御機嫌なのか微妙な顔つきをしている
まぁその理由は俺がゴールドの家に来ているからなのだが

とても静かな空気を2人で作っていた

「…」
「…」

微妙な距離感を保ちつつ2人でソファに座っている
特に話すこともないので黙っていると、ゴールドは一人で試行錯誤を始めたようだった

まぁ、もともと自分から話すことのない俺はゴールドを眺めながら口元を緩ませる
きっと、この静かな空気から抜け出したいのだろう

何か話してやろうか?と思うが、このままにして、どういう行動にでるか?のが面白そうだ
俺は目線をゴールドから離して放置する事にした
視線も合わないことに気付いたのかゴールドが少しそわそわし出す
俺の方を見ては眉に皺を寄せて考え事をするような素振りをする
結局答えはでないのか、ふぅ…と溜息をつくの繰り返し


「・・・ゴールド」
「っ!…何だよ」

可愛い…なんて言わないが、多分言ったら怒るだろう
だから俺は、微妙な距離を詰めるようにゴールドを正面から抱きしめた

ビクッ、と肩が大きく跳ねて固まるゴールド
顔が真っ赤でぱくぱくと口を動かしている
俺は強めに少し抱きしめて首元に顔を埋めた

少しするとゴールドは落ち着いたのか腕を首に回す
俺は少し笑って、「好きだ」と呟く
すると小さい声で「知ってる」と返ってきた
俺は抱きしめていた腕を放すと、ぽけっとしたゴールドの顔が映る
そして何か思い出したようにふぃっ、と顔を背けられた

「・・・しるばー」
「何だ?」
「キス、して」

自分で言って恥ずかしいのか、一向に目を合わせないゴールド
俺は一瞬驚いて目を開くが、すぐにゴールドに手が伸びた

「こっちを向かなければ、できないが?」

頬を俺の方に向け目を合わせるとむっと赤い顔をする
うっすら目が潤んでいるところは本当に恥ずかしかったことを語っていた

惚れた弱みか…本当に、可愛く見えるのは



「・・・はやくしろ」
「言われなくてもする」
「…っ」



***

結局あまいシルゴですd(^^)
砂糖吐けそうなくらい、いちゃいちゃしてもら(ry
レゴー書きたいけど、周りの反対が恐い←

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