小説

□ある春になりかけの日の出来事
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ある春になりかけの日の出来事
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ある春になりかけの今日…

部屋の中より外のが温かかったため俺は外を歩いていた
そして、何という偶然か…必然か…

「ゴールド…」

木にもたれ掛かってすやすやと眠るゴールドがいた

ったく、こんなところで…風邪引くぞ
まぁ馬鹿だろうからひきはしないだろうが…

そんなことを思い顔を覗くと可愛い寝顔と卵を見つけた
薄い緑の卵は小刻みに微かに動いている
多分もうすぐ孵るのだろう

俺はゴールドの隣に寝転がった
ちょっとくらい眺めていようか、等と考えていると
そのまま俺は眠りに落ちた



「…なぁっ!!!」
「ぴー」

ゴールドの声が聞こえる
そしてポケモンの鳴き声だろう鳴き声で俺は意識を戻した


「なななななっ、なぁ…ッ」
「…っ、ふぁ」
「シルバーッ!!てめぇ、何して!!」
「・・・あぁ、寝てしまったのか…」

重たい目を開けるとゴールドが俺から離れていくのが見えた
そしてすぐに背を向けられてしまう

そういえば…ポケモンの鳴き声がしたな
あの卵が孵ったのか?

俺は悪戯心と、ポケモンの確認に後ろからゴールドに抱きついた

「なんだ、キャタピーだったのか?」
「おまっ…!」

するとビクッと肩が大きく跳ねて、真っ赤なゴールドの顔が映る
そして小さいキャタピーがゴールドの腕の中にいた

キャタピーって、ジョウトにいたか?

「・・・カントーから、持ってきたのか?」
「あぁ…返して、こねーと」

そうゴールドは言って顔を背ける
何かイラッとしたため、またギュッと強く抱きしめた

「なぁ…」
「何だ?」
「一緒に、返し…い、行かね?」

珍しく、ゴールドからの誘い
そんなの

「あぁ…」

即答で了承するに決まってるのに



「んで、レッド先輩等とバトル!」
「・・・ゴールド」
「ちょっ、おま!何するっ?!」


***
別視点でのお話!



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