01/02の日記

10:48
その輝きは歴史に刻まれる
---------------
※ブルー・ストラグラー3


***
・捏造設定、ご都合主義、CP要素あり
・はぐれスター団についての捏造あり
・バイオレット時空、男主人公(ハルト)、方言は適当、ネタバレ注意
・一部ちゃんねる形式あり
・新しい保護者が美術教師な世界線(四天王ルート)
***



「小生、アスルに惚れました」

直球な告白にチリはお酒を吹きそうになる。
隣にいるアオキは相変わらず無表情だ。

「知っとった」
「チリさんと同じくですね」
「そうなのですか!?」

今日は三人の飲み会。
因みにアスルとトップであるオモダカは定期的に行われるパルデアをより良くしようの会(会員二人)で、別の店で食事会をしている。

「多分、リーグ本部で気がついてないのは本人とスーパー総大将ぐらいじゃないなんか?」
「そうですね…。あの二人はとにかく鈍いですから」

ポピーに代わり、新しい四天王になったアスル。
彼女が四天王になってから、リーグ本部の負担が一気に減った。

「な、何故!?」
「ハッサクさん、あの子がアカデミーを卒業して家を出ようとしたら拒否したやん。チリちゃんはそれで察しました」

それはアスル本人の優秀さもあったが、彼女が数少ないトップであるオモダカに意見が言えるトレーナーだったからだ。

「そうですね。アカデミーを卒業すれば、一般的には大人と見られます。それを妨害するなんて、貴方らしくないと思いました」
「そうそう」

その影響もあり、他の四天王や職員の負担がかなり減った。
続けて告げられたアオキの言葉にうんうんと頷くチリ。

「そもそも、アスルはどんな反応やった?」
「好意的でしたよ!それなら、甘えさせて貰います、と!!」
「ハッサクさん、声抑えて」

いつも以上の大声に顔をしかめる二人。
そんな彼らに謝罪をした後に唸るハッサク。

「小生はどうすれば……?」
「まあ、アスルに関しては今のままでええと思います。けど、ハッサクさん。実家の方は?」
「……」

そう、その問題が出てくるのだ。
チリは別にハッサクとアスルが付き合う事には反対ではない。
しかし、可愛い後輩に余計な苦労はして欲しくないし、幸せになって欲しいと願っている。

「アスルさんはパルデアを離れる事は嫌がるでしょうね」
「せやな。ハッサクさん、そろそろ年貢の納め時とちゃん」
「それは……」

突きつけられた選択。
愛を取るか一族を手に取るか。
真剣な表情をしているハッサクを二人はただ見つめる。


「素晴らしい計画ですね、アスル」
「ふふ、そうでしょう。オモダカさん」

別のお店。
用意された個室にいるのは少女と女性。

「でも、良いんですか?」
「何が?」
「また二足の草鞋に戻りますよ」

パルデアをより良くしようの会。
これは何かと忙しいオモダカに息抜きしてもらおうとアスルが提案したもの。
勿論、同僚である四天王やオモダカの関係者には根回し済みである。

「良いんですよ。私はもっと色々な人にパルデアを知って欲しいんです」
「そうですか。貴方が四天王の誘いを受けたのもこの資金を貯めるためですね?」
「そうです。ハッサクさんが同居を提案してくれて助かりました」

こうして、作られた食事会の時間でアスルはトップであるオモダカにある提案をした。

「そうですね。場所は決まっているのですか?」
「勿論です。伊達に結晶を探してパルデア中を放浪してませんよ、ロトム」
『表示するロト〜』

スマホロトムに表示されたマップを示す。
すると、委員長である彼女は意外そうに目を丸くした。

「意外な場所ですね」
「そうですか?本当ならもう少し広い場所でも良かったのですが、あまり奥地にあると他地方のトレーナーが来づらいかなと」
「なるほど」

この短い時間でオモダカにとってアスルは友人と呼べる関係になった。
彼女はまっすぐ自分の話に耳を傾けてくれる。
何よりもこのパルデア地方の事を本気で愛しているのだ。

「資格の方は?」
「そっちはクラベル校長に頼みました。アカデミーに呼んでくれるそうです」
「そうですか。こちらも配慮します」
「ありがとうこざいます、それと」

今日もまたこうやって新しい計画の事を話してくれる。
アスルの話す計画は自分の目的と合致するのだ。
パルデアの良い未来のために。

「この建物のデザインを是非貴方に」
「それは……!」
「勿論、払うべきものは払います」

スマホロトムに示されたとある設計図。
それを見たオモダカは満面の笑みを浮かべる。

「勿論です。遠慮なく頼って下さいね」
「最初から私は貴方に頼りっきりですけどね」
「良いんですよ、貴方は私の同志ですから」

笑い合う二人。
こうして、この日パルデアの片隅で。
とある計画がスタートするのだった……。



***



【リーグ関係者専用】新四天王シリウス関係もろもろ【リーグ公認スレ】



63名無しのリーグ職員

今日のシリウスさんフロアハイライト

委員長「という訳で、掲示板でお知らせしたようにシリウスさんが博士の資格を習得しました」

俺ら「「「おめでとうございます!」」」

シリウス「ありがとうございます。委員長さんや校長さんが色々と便宜を図ってくれたおかげで習得出来ました」

委員長「そして、彼女の四天王についてですが……」

俺ら(ドキドキ)

委員長「本人の希望や他の四天王の嘆願もあり、このまま兼任という形で続行して頂きます」

もうフロアはかなり盛り上がったよね
多分、明日辺りに記念会の知らせが出るのでついでに周知しとくわ


64名無しのリーグ職員




65名無しのリーグ職員

そりゃフロアも沸く


66名無しのリーグ職員

いや、シリウスさんはマジ神
仕事面もそうだけど、主にコミュニケーション的な面で


67名無しのリーグ職員

それな


68名無しのリーグ職員

コミュニケーション的な面で頼れるのは
面接官さんもだけど、あの人も面接官や
広報活動で忙しいからな


69名無しのリーグ職員

それな
でもさ、俺やっぱり四天王の人たちは凄いと思うよ
駄目だと思ったら委員長にちゃんと反論するからさ
俺は無理、圧に負ける


70名無しのリーグ職員

会社員さんも流されるように見えて譲らない所は譲らないからな
だからこそ、委員長からのあたりが強いという……


71名無しのリーグ職員

あの人は他の人達と違って説教から逃げようとするのが丸分かりだからな
面接官さんやシリウスさんみたいに、もう少し隠せばマシになると思うよ


72名無しのリーグ職員

なるほど
なんかあの人だけに辛辣なのが謎で仕方がなかったんだけどすっきりした
男に対して辛辣なのかと思ったよ


73名無しのリーグ職員

男に対して辛辣なら、美術教師に対してももう少しあたりが強いと思うぞ
シリウスさんは委員長を友人と公言する数少ない人だからな
委員長としても少しは贔屓したくなるんじゃないのか


74名無しのリーグ職員

というか、シリウスさんって亡き博士の息子と同じ歳ってマ??
いや、成熟が過ぎるというか


75名無しのリーグ職員

親がクソオブクソだったから
そもそも前校長の支援があったとはいえ
パルデアの奥地でテント生活を成り立たせていた猛者だぞ
だからこそ、最初は委員長達も例の四人組よりも警戒していた訳だしな


76コミュ症職員

コテハン失礼
委員長の圧に弱いコミュ症な俺
フロアはシリウス氏とは違う
恥を承知で休憩時間に共通レストペースに足を運びシリウス氏に委員長とのコミュニケーションのコツを聞きに行く

俺「これでお願いします!(ホットココア差し出し)」

シリウス氏「そんなに思いつめるほどなんですか?結構、そういう人が多いとは聞きますけど、私としては委員長さんはかなり話しやすい部類なんですけど」

俺「マジですか」

シリウス氏「ええ、まあ。コツですか。
とにかく意志表示をはっきりする事です」

俺「というと?」

シリウス氏「圧に怯えるのは仕方がありません。それは本能的なものですし。とにかく、出来ないものは出来ないとはっきり言う事です」

俺「社会人としてそれは駄目なのでは」

シリウス氏「そうやって大人の意地を張り続けていると会社員さんみたいになりますよ?」

俺「え?」

シリウス氏「皆さん勘違いしているんですけど、委員長さんは出来ないといえばちゃんとそれなりの考慮してくれますよ」

長すぎと怒られたので下を開けてくれ


77コミュ症職員

ありがとうサンクス
続き

シリウス氏「あの人はその大人の意地を
そのままに受け取ってしまうんですよ
無理して出来ると言うと、本当にギリギリの所まで仕事を投げてきますから」

俺氏「会社員さんにあたりが強いのは」

シリウス氏「手を抜いて、妥協しているように見えるんですよ お前が了承したのだからちゃんとやれって事です」

俺「マジか……」

シリウス氏「とにかく、自分の出来る事と出来ない事をちゃんと言う事です後は任された仕事は出来るだけ妥協をしないこと」

俺「出来ないと言って怒られませんかね?」

シリウス氏「そんな些細なことであの人は怒りませんよ そもそも、委員長さんは一般人の感覚が分からないので何も言わないと、あの人の基準で仕事を投げられますよ」

俺氏「意志表示ちゃんとします!」

シリウス氏「そうしてください
後、出来るのなら掲示板に投下しておいてください この類の質問、結構多いので
それでは、ココアありがとうございます」

という訳でシリウス氏本人の頼みもあったので投下した
というか、俺が言えた義理じゃないけど
お前ら年下の子に頼りすぎwww


78名無しのリーグ職員

サンキューコミュ症職員
フォーエバーコミュ症職員


79名無しのリーグ職員

お前は良くやった


80名無しのリーグ職員

あー、納得した
ストンと腑に落ちた


81名無しのリーグ職員

というか、やっぱりシリウスさんは此処を見ているんだな


82名無しのリーグ職員

そりゃそうだろ
テント生活をしていたのに世の中の話題について行けたのはネットのおかげだって本人も言っていたからな


83名無しのリーグ職員

確かにシリウスさんも面接官さんも
ちゃんと無理な時は無理って言うからな


84名無しのリーグ職員

といっても、あの二人は大体予定が立て込んでいて今は無理だから後でやりますの意味合いが多い


85名無しのリーグ職員

そういえば、本人も妥協が出来ないとか言っていたしな


86名無しのリーグ職員

妥協出来ないのはポケモンバトルだけじゃなかったんですか!


87名無しのリーグ職員

そんなおまいらに二人と俺らの分かりやすい違いを投下してやる

シリウスさん「そもそも、私も委員長さんも仕事を苦痛だと思っていないんですよね」

俺「え?」

シリウスさん「仕事と趣味が合致しているので。仕事をしていると精神力が回復するんです。勿論、身体的には疲れますが」
 
俺「マジですか」

シリウスさん「あの人はそれを特別な事と自覚していなかったみたいです」


88名無しのリーグ職員

なるほど、納得した
そりゃ、委員長はシリウスさんを大切するよな


89名無しのリーグ職員

なんというか、超人といえばシリウスさんも超人だけど彼女はちゃんと一般人じゃない事を分かっている感じだよな


90名無しのリーグ職員

でも、基準はズレている


91名無しのリーグ職員

あの子の超人の基準ってカントーのレジェンドだからな
だからこそ、スター団の事をかなり警戒していた


92名無しのリーグ職員

は?
どういう事??


93名無しのリーグ職員

スター団がカントーの某マフィアみたいな事になりそうで嫌だったらしい
そうじゃなくても、あのままじゃ隙をつかれて悪い組織の餌食になっていただろうと予測していたよ


94名無しのリーグ職員

マジで当時学生の発想じゃないって
社会人のそれだって


95名無しのリーグ職員

だからこそ、シリウスさんはこのパルデ地方に他地方のトレーナーを呼び込び、根付かせる事に力を入れている
他地方の目があれば、悪の組織も活動しにくいからな
そもそもアカデミーはそういう事も目的としている施設だなんだが、肝心の中身がアレだったと


96名無しのリーグ職員

ほえー、俺より良く考えている


97名無しのリーグ職員


まあ、そうだよな


98名無しのリーグ職員

シリウスさんも世紀末アカデミーの被害者だからな
その頃から才能はあったらしいが、それが原因でイジメからのスター団入り
後は全員が知っている経歴だな


99名無しのリーグ職員

そもそも、こんな優秀な存在をどうして親は捨てたんだ??


100名無しのリーグ職員

本人も言っていただろうが
いらない子供だったから
それが全てだろう


101名無しのリーグ職員

流れをいあいぎり
そういえば、シリウスさんに対して一部のアホ共がが例の四人組やスター団に辛辣なのが気に食わんとかほざいてるのは知ってる?


102名無しのリーグ職員

おっ、その話題か


103名無しのリーグ職員

知ってる
知ってる
もうバカかアホかと


104名無しのリーグ職員

中には委員長が許したからお前も許してやれとシリウスさんに直接言った人もいるから
因みにそいつは委員長と美術教師に鉄槌を下されたので安心してくれ


105名無しのリーグ職員

合掌
地雷を踏んだか


106元はぐれスター団

久々のコテハン
職場前で元同級生達に待ち伏せされた
何が同じチャンピオンランクだから仲良くしてあげてって説得しろよ、だ
お前ら、スター団やブイ子がはぐれスター団やリーグ運営に何したのか知らんのか


107名無しのリーグ職員

元はぐれスター団くんチッス!
マジか、そんな事されていたのか


108名無しのリーグ職員

悪意がないぶん質悪い
こういうのが、アカデミーやスター団を腐らせたんだろうな


109名無しのリーグ職員

酷いならちゃんと報告しろ
シリウスさん関係なら優先してお上が対応してくれるからな


110元はぐれスター団

分かってます
そもそも、俺らはボスの連絡先知らないので 
あの人の連絡先を知っているのはサブリーダーのみですから
あ〜、本当に腹が立つ
一応、他の仲間達にも通達しておきます
失礼します


111名無しのリーグ職員

身辺に気をつけろよ


112名無しのリーグ職員

そもそも、本人達が仲良くしたいって言ったのか?


113名無しのリーグ職員

知らん
基本的に此処はSTC関係者は書き込めんからな


114名無しのリーグ職員

え?
そうなの?


115名無しのリーグ職員

STCの主体はアカデミーだからな
だから、あそこの人間はこの掲示板においてはアカデミーの職員扱いになる


116名無しのリーグ職員

なるほど
まあ、提案者はアカデミー校長だしな


117名無しのリーグ職員

正直、委員長がブイ子をスカウトするって聞いた時には?とかなった
アレのせいで、一時期リーグペイの信頼度がガタ落ちしたし
本当にシリウスさんには感謝している


118名無しのリーグ職員

そ れ な
なんかごまされているけど、あいつらのやっている事は犯罪だからな!
委員長や校長の温情で許されたけどな!!


119名無しのリーグ職員

パルデアの大穴だって危険だから立入禁止にしているんだよ
あそこは本当に危ないからさ……


120名無しのリーグ職員

まさかアカデミーにも報告してないとか
そりゃ校長も頭を抱える
無断侵入の事を聞いた時、面接官や美術教師も凄い表情をしていたからな
落ち着いていたのは委員長とシリウスだけだったな


121名無しのリーグ職員

だから、四人を隔離したのは本当に英断
もうちょっと生徒会長さんはチャンピオンランクの重みを考えて欲しい
転校生君や息子君はまあ色々と事情があるから仕方がないけどさ


122名無しのリーグ職員

子供だからそれが普通なんだけど
こっちはどうしてもシリウスさんを見ているから見る目が厳しくなるというか


123名無しのリーグ職員

ブイ子ちゃんの奉仕活動の件で親からクレームから来たじゃん
本部に親が乗り込んで来た時のシリウスさんの虚無の表情が忘れられない
その表情を見てすぐさま本部からシリウスさんを連れ出した面接官さんマジでGJでした


124名無しのリーグ職員

アレはな
もう地雷しかないだろう


125名無しのリーグ職員

親を論破した美術教師も凄かった

「そんなに溺愛しているのなら、もっと目をかけるべきだった!!」

あまりの正論に心の中の拍手が止まらなかった


126名無しのリーグ職員

美術教師さんは……
うん


127名無しのリーグ職員

いや、本当にブイ子ちゃんは何で不正発行をやっちゃったんだ
何故周りに頼れる大人がいたのにそれをしなかったのか


128名無しのリーグ職員

それはシリウスさんが一番思っていることだよ
きっとそれさえなければ、ブイ子さんの弁明をしてくれたと思うから


129名無しのリーグ職員

ああ、だろうな
本当に不正発行だけは駄目だった
いじめのことを知っている親に協力を仰げば良かったんだ


130名無しのリーグ職員

正直委員長がいなくて良かった
美術教師や面接官がいて良かった


131名無しのリーグ職員

それな
というか、抗議はアカデミーにしてくれよ
これだけはリーグは被害者なんだから


132名無しのリーグ職員

あの親、なんかリーグに対してあたりが強かったような


133名無しのリーグ職員

そういう人間って意外と多いのよ
ジムリーダーのファンとかアカデミー卒業生とかね


134名無しのリーグ職員

は?
なんで??


135名無しのリーグ職員

なんかジムリーダーが忙しいのはリーグがちゃんとしていないからだ!とか、アカデミーがああなったのは委員長がちゃんとしてないせいだとか

以上、コールセンター業務担当からでした



136名無しのリーグ職員

信頼のあるソースで草も生えませんよ
アカデミー関係で委員長を批判する奴が多いが、あの人が4足の草鞋を履いている人忘れてません?


137名無しのリーグ職員

そりゃ俺達だって委員長の圧が怖いって思うときはあるけどさ
社会人としては凄いと思っているよ
4つを兼業なんて簡単に出来る事じゃないし


138名無しのリーグ職員

もしかしてさ、シリウスさんに文句を言う人も同じだったりして


139名無しのリーグ職員

なる
シリウスさんは委員長の友人だもんな
面接官も同じなんだが、あっちには強力なファンも多いしな
シリウスさんは四天王しては新人だし
セコムはむっちゃ強力なんだが


140名無しのリーグ職員

それな
いや、委員長はともかく美術教師はいつの間にあんな過激派に
保護者から強火セコム化して頭がコダックですよ


141名無しのリーグ職員

なんか一説によると面接官ちゃんや会社員さんと話して吹っ切れたらしいわ
見てるこっちとしてはかなりおもろいけどなwww


142名無しのリーグ職員

委員長と本人が気がついてないのが
幸いというべきか不幸というべきか


143名無しのリーグ職員

年の差とか大丈夫なんですかね


144名無しのリーグ職員

正直に言うと、まさか美術教師さんが恋をするとは思わなかった
まあ、会社員さんよりはイメージ出来るけど


145名無しのリーグ職員

唐突なディズに草
まあ、話を戻すけどシリウスさんは俺らが気にかけておこう


146名無しのリーグ職員

そうだな
最近、ちょっと不穏だから


147名無しのリーグ職員

あまりにも酷そうならセコムに密告しておくわ


148名無しのリーグ職員

それが確実か


149名無しのリーグ職員

密告はこっそりとな
シリウスさん、鋭いし


150名無しのリーグ職員

これは仕留める獲物が増えましたか



***


【リーグ関係者専用】新四天王シリウス関係もろもろ【リーグ公認スレ】



616名無しのリーグ職員

いや、急転直下だったな


617名無しのリーグ職員

それな


618名無しのリーグ職員

はぐれスター団の団結力よ
ネット上で暴れている奴らをあっという間に委員長に報告していたし


619名無しのリーグ職員

やっぱりというか、シリウスさんに直接手を出そうとした阿呆もいたしな


620名無しのリーグ職員

正当防衛の為とはいえ、顔が傷ついたシリウスを見た面接官と美術教師の心境を述べよ


621名無しのリーグ職員

いや、発狂ものでしょ
そんなの


622名無しのリーグ職員

はぐれスター団には会社員さんも協力したらしい
やっぱり、なんだかんだで思う所はあったんじゃないのか


623名無しのリーグ職員

あの時の面接官さんと美術教師さんは滅茶苦茶怖かった


624名無しのリーグ職員

その診断書を見た委員長も怖かったぞ
徹底的に叩き潰しますか、って小さく呟いた部屋の空気は最高に凍っていた


625名無しのリーグ職員

それはそう
しかし、委員長や四天王は強いのは知っていたがはぐれスター団もドラゴンつかいも強くない??


626名無しのリーグ職員

パルデア生まれは知らんと思うが
ドラゴンつかいは他地方で言うとエリートトレーナークラスだぞ
というか、それぐらいの実力がないとドラゴンつかいを名乗ってはいけない


627名無しのリーグ職員

ファッ!?
そうなの!?


628名無しのリーグ職員

そうだぞ
一族や里の名前を背負っているからな
美術教師さんはそういう意味では異端


629名無しのリーグ職員

美術教師さん、自分が長になるからパルデア地方に根を下ろして欲しいなんて言うとは
まさか自分を連れ戻しにきた人達を逆に説得するとは


630名無しのリーグ職員

パルデア地方に竜の一族が爆誕か
胸が熱くなるな……


631名無しのリーグ職員

でも、それで説得されるあたり彼女達は本当に本気で長としての美術教師さんの事を慕っているんだな


632名無しのリーグ職員

どっかの過激派ファンとは違う


633名無しのリーグ職員

過激派ファンな
正直にいって疑問だったんだよ
シリウスさん関係者って殆どが処罰を受けているじゃん
それが分かっているのに、わざわざ手を出すのかって
特にリーグ職員とアカデミー関係者


634名無しのリーグ職員

主犯はナンジャモ、グルーシャ、リップの過激ファン達だっけ


635名無しのリーグ職員

そう


636名無しのリーグ職員

理由は委員長のお気に入りを困らせたかっただっけ


637名無しのリーグ職員

犯行理由に開いた口が塞がらない


638名無しのリーグ職員

後、少しだけど面接官ファンもいた
こっちは面接官直々に制裁された


639名無しのリーグ職員

シリウスに凄い謝っている委員長や面接官が可哀想で可哀想で
ファンなら自分の推しに恥をかかせるじゃねぇよ!


640名無しのリーグ職員

それな!
なお、元面接官ファンはネットの海に晒されたのでパルデアに居場所はもうない


641名無しのリーグ職員

自業自得
というか、ジムリの三人は確か委員長の事が苦手らしいけど
あれ?まさかそういうこと??


642名無しのリーグ職員

そういうこと
しかも、年下であるシリウスを狙ったのがねもうね
勿論、委員長本人を狙うのもあかんが


643名無しのリーグ職員

後は元スター団団員と生徒会長ファン
要するに、元はぐれスター団に絡んでいた奴らは多分この集団


644名無しのリーグ職員

生徒会長ファンはなんとなく分かるが
なんで元スター団がシリウスを襲うんだ?


645名無しのリーグ職員

STCが出来る時に素行が悪いって理由でスター団を追い出された奴らだよ
つまり、はぐれスター団の奴らに色々していたかもしれない


646名無しのリーグ職員

逆恨みか
しょうもない


647名無しのリーグ職員

しかし、全員返り討ちとか
過激派が弱すぎるのか、シリウス達が強いのか


648元はぐれスター団

後者です
はぐれスター団には掟が何個があって
その一つにポケモンを出来るだけ鍛えるべしとあるんですよ
なので、はぐれスター団の関係者は最低でもジムバッチ半分は持っています
そもそも、アジトにしている場所が場所なのでポケモンが強くないとキツイです

それではコテハン失礼しました


649名無しのリーグ職員

それは強い
リーグで重宝される訳だ


650名無しのリーグ職員

というか、意外なのは美術教師のファンがいなかった事か


651名無しのリーグ職員

美術教師さんは四天王というよりは教師や芸術家として知っている人が多い
面接を突破しても、面接官や他の人達に破れて美術教師さんまで行かない事もあるからな


652名無しのリーグ職員

ほー、そういうもんか


653名無しのリーグ職員

そんな数少ない美術教師の実力を知っている部外者である外のドラゴンつかいはシリウスさんのセコムだし


654名無しのリーグ職員

そんなセコム達とシリウスさんの会話


セコム1「情けない!はかいこうせん一つで戦意喪失とは!!」

シリウス「ああ、パルデア人には馴染みが無いんだよね。ドラゴンつかい特有のソレ」

セコム2「そうなのですか?」

シリウス「前にも言ったけど、パルデア地方の正式なドラゴンつかいって美術教師さんしかいないから。至近距離のはかいこうせんに馴染みが無いんだよ」  

セコム1「しかし、貴方様は知っているではありませんか」

シリウス「私はさ、他地方の事を調べる事も多かったから。フスベとかいつか行ってみたいよね」

セコム2「あそこは全てのドラゴンつかいの聖地ですからね。わたくしはイッシュの伝説ドラゴンポケモンを拝見してみたいですわ!」

シリウス「その二匹も良いよね。勿論、パルデアのセググレイブも大好きだけど!」

そのまま、ドラゴンポケモントークで盛り上がって立ち去っていった(なお、襲撃犯は捕まりました)


655名無しのリーグ職員

つよい


656名無しのリーグ職員

ドラゴンつかいのデフォって至近距離のはかいこうせんなの??


657名無しのリーグ職員

流石、過激派セコムが選抜した専属護衛トレーナー
やることがエグい


658名無しのリーグ職員

セコム達は年下の女の子であるシリウスの事が可愛くて仕方がないらしい
何でもドラゴンつかいは女が少ないらしく、特に最近は女の子のドラゴンつかいはかなり少なくなっている(BY美術教師さん)


659名無しのリーグ職員

セコム達も最初は遠慮していたけどさ
シリウスさんの顔に傷がついたのをきっかけに容赦がなくなったよな


660名無しのリーグ職員

セコム3「パルデアは地形は過酷だが
トレーナーは穏やか。アカデミーの影響?」

セコム4「基本的に他地方のトレーナーは生徒会長みたいなバトルジャンキーが多い」

らしいよ、おまえら


661名無しのリーグ職員

そうなのか


662名無しのリーグ職員

だからシリウスさんはスター団を警戒したのですね
万が一、他国の悪の組織に利用されたらパルデアの人達が危なくなると思ったのでしょう
多分、あの子はこの頃からリーグの人員不足を把握していたでしょうから


663名無しのリーグ職員

過激派は本当に馬鹿な事を


664名無しのリーグ職員

生徒会長がデフォとか怖すぎるでしょ


665名無しのリーグ職員

というか、着々と外堀が埋まっている件について
色々と大丈夫なのか?


666名無しのリーグ職員

大丈夫でしょう
シリウスは誠実さを見る人ですから
その点において、美術教師は合格ラインに達しているといえるでしょう
私は応援しますよ



***



「良い天気」

雲ひとつない晴天。
今日もパルデア地方は平和だ。

「ただいま」
「おかえりなさい、ハッサクさん。それとようこそ、オモダカさん」

ブルースター研究所。
東一番エリアに建てられたその研究所は今日もポケモン達の声がする。

「お菓子を焼いたんです。庭に行きましょうか」
「アスルのお菓子は楽しみです」
「アスル。持ちます」
「はい、ありがとうございます。ハッサクさん」

そう言いながら、微笑む私。
その表情を見たオモダカさんは安堵の表情をする。

「グワ!」
「分かっているわ、シリウス達の分も用意してあるから」

庭にセットされたテーブルの側にはシリウスと名付けられたミライドンが待っている。

「二人ともポケモンを出しても構いませんよ。ポケモン達の分も用意してあるので」
「では、遠慮なく」
「お茶は小生が淹れよう」
「お願いします」

パルデアゼロの調査をしていた時に襲ってきた野生のミライドンは私に鎮圧された。
一緒にいたハルト君とペパー君曰く、その時の自分は凄い迫力だったらしい。

「アカデミーの方はどうですか?」
「平和そのものですよ。しかし、パルデア地方も賑わうようになりましたな」
「チャンピオンランクトーナメントのおかげですね」

ここ数ヶ月で他地方からの人間が多くやってきているパルデア地方。
おかげで、リーグも忙しそうだが、皆が楽しそうに働いている。

「博士。クラベル校長をお連れしました」
「ありがとう。校長先生、こちらの席にどうぞ」
「今日はお招きありがとうございます」

今は助手となったクラインが校長を案内してくれた。
クラベルが座ったのを確認して、彼は研究所の方へ去っていく。

「彼らも楽しそうで何よりです」
「そうですね。まさか、助手になってくれるなんて思いませんでした」

しるしの木立ちにいた最後のはぐれスター団のメンバー達。
彼らはブルースター研究所が出来ると聞いて、博士の助手を名乗り出たのだ。
勿論、必要な資格を取った上で。

「慕われていますね」
「流石、私の親友です」
「ふふ。ありがとうございます」

ブルースター。
それが私の新しいファミリーネームである。
パルデアで爆誕した最年少の博士は大きな話題を呼んだ。

「しかし、チャンピオンランクトーナメントがあんなに盛り上がるとは」
「やっぱり、バッチ保持者は子供達の憧れですから」

特に反響を呼んだのはチャンピオンランクトーナメントとその前に行われたエキシビションマッチである私と有名トレーナー達の試合だ。
博士でありながらそのバトルに魅せられた人間は多く、最近は特に他地方からのトレーナーの数も多いとのこと。

「しかし、まさかポピーがあそこまで強くなっていたのには驚きました。しかも、貴方達と共謀していたとは」
「ポピー先輩は貴方の事をずっと心配していましたからね」

一回目のチャンピオントーナメント優秀者はポピーだ。
彼女はアカデミー入学後の宝探しでジムチャレンジをして、あっという間にチャンピオンランクになった。

「おかげで少しは楽になりました」
「ネモさんも嬉しそうでしたよ」
「元四天王ポピーにネモさんのハルト君のサポートですか。強くなるわけです」

頭を抱えつつも嬉しそうなオモダカさん。
楽しそうなクラベル校長。
唸るハッサクさん。

「そのトーナメントですが、年末だけではなく夏休みにも開催しようかと」
「チャンピオンランクの人数が増えすぎましたか?」

チャンピオントーナメントによってトップが決められ、一年間の間はパルデアのトップチャンピオンを名乗ることが出来る。
そういうルールだったはずだが。

「アスルさんは学校最強大会の事を知っていますか?」
「ええ、ネモさんが主催していたアカデミー関係者限定の大会ですよね」
「そうです。夏のチャンピオンランクトーナメントはリーグ関係者もありにしようと思っています。その代わりにエキシビションマッチと防衛戦は無しにして」

チャンピオンランクトーナメント本戦にはリーグ関係者のチャンピオンランクは参加出来ないようになっている。
その代わりにエキシビションマッチと呼ばれる特別戦に参加可能だ。
唯一の例外は初代王者だったオモダカだ。

「カオスな事になりそうですね」
「でも、楽しそうでしょう?他地方にパルデアの強さをアピールしたいのです」
「私は構いませんよ。ハルト君やネモさんは参加しそう」
「確実に参加するでしょう。小生やチリもエントリーすると思いますです」

四人組のうちハルトとネモはアカデミーに籍を置いたまま、教師達の補佐をやっている。
将来的には教師になるかもしれないとジニア先生が楽しそうに話してくれた。

「ペパー君はどうですか?」
「彼は複数のジムリーダーに狙われていますよ。後継者として」
「それは大変そうですね」
「彼としては料理人一本としてやっていきたいみたいですが難しそうですね」

パルデア地方を一番悩ませていたのが、人材不足。
だからこそオモダカさんが四足の草鞋を履く為になっていたのだが、それは他の場所でも同じということだ。

「校長。STCの方は順調ですか?」
「ええ、順調ですよ。初心者トレーナーの良い登竜門になっています。ボタンさんやスター団の皆さんも元気ですよ」
「そうですか」

アカデミー主体のSTCはポケモンバトルやこの地方特有のレッツゴーを学ぶのに最適な場所だ。
他地方から来た大体の人間が、ジムチャレンジ前の肩慣らしで挑戦することが多い。

「アスル。本当にありがとうございます」
「え?」
「貴方がこのパルデア地方を愛してくれて本当に嬉しかった」
「私の方こそ。はぐれものだった私に居場所を与えてくれてありがとうございます」

オモダカさんの微笑み。
オーブンのなる音がする。
ミライドンのシリウスに白衣を引っ張られながら、私は追加のお菓子を取りに建物へと足を向けた。


「彼女はもう大丈夫ですね」
「ええ、本当に良かった」

リーグのマークとスター団の印がついたオリジナル白衣を翻し、アスルは研究所に戻って行った。

「ハッサク。絶対に彼女を手放さないようにしなさい」
「そうですね。彼女は一歩間違えればフトゥーのようになっていたでしょう」

クラベルとオモダカは四人からパルデアの大穴で起きた一連の事件を聞いていた。
だからこそ、アスルの動きを注視していたのだ。

「勿論です。小生は彼女の為に一族の者を説得したのですから」

彼女は今は亡きフトゥーに良く似ていた。
ポケモンにかける情熱や才能があるが故に孤独になる所など。

「しかし、アスルは彼のようにはなりませんよ。彼女はもう孤独ではない。小生やはぐれスター団、それに貴方もいるでしょう。オモダカ」
「そうですね」
「肩の荷が降りて何よりです、理事長。
アスルさんの事もそうですが、貴女もパルデアの為とはいえ働きすぎでしたから」

クラベルの指摘に目を丸くするオモダカ。
そして、彼女は苦笑いを浮かべた。

「私も少し焦りすぎていたかもしれません」
「仕方がありません。パルデアの人材不足はかなり深刻化していましたから」
「若い芽も育って来ましたし、これで少し楽が出来ますです」

色々な事があったが今日もパルデアは平和である。
他愛もない話をしながら、大人三人は追加のお菓子を待つのだった……。



ブルー・ストラグラー3
 (はぐれ星は歴史に刻まれる)



***


はぐれスター団関係のハッサクさん(四天王)ルート本編は完結です
実はこっちのルートで博士になることは決まっていました
博士になるのは決めたけど何かインパクトのある事が欲しいなと考えたら、二体目のミライドンの事を思い出しました
このルートは番外編で四人組関係のおはなしとちゃんねる系の話をちょこちょこと書いて終わりの予定です
ジムリーダールートは番外編の後で書くつもりです
以下、登場人物のあれこれ


◎アスル・ブルースター
元はぐれスター団ボスであり現在は最年少博士になった転生者
主な研究分野はテラスタルとポケモンの特殊な進化について
博士でありながら現役の四天王(別名義)であり、バトルも普通に強いので一気に有名人になった
ブルースター研究所はリーグとSTCの両方と連携しているので、白衣に両方のマークをつけている

作中で指摘されてるとおり、一歩間違えれば悪役に堕ちる可能性はあった
元々の愛情が深く、その愛の為なら躊躇いをしないタイプなので
その愛がポケモンとパルデア地方に向いていたので道を踏み外さずにすんだ
ハッサクから告白され、現在は婚約者の関係である


◎ハッサク
四天王兼アカデミー美術教師
過激派襲撃をきっかけにアスルとの仲を深め、自分に期待するドラゴンつかいを説得した
とりあえず、婚約ができたので一安心
なお、リーグ関係者はともかくアカデミー関係者はハッサクの恋心を知らなかったので婚約話に大いに驚いた
過激派襲撃が終わったあたりで、クラベルからフトゥー博士の話を聞いている
もし、アスルが間違いそうになったら全力で止めると誓っていた


◎チリ
四天王
アスルの登場により、仕事がかなり楽になった
妹分達がタフになっていて大爆笑した人
 

◎アオキ
四天王兼ジムリーダー
同じくアスルのおかげで仕事が楽になった
そして、オモダカの無茶振りが減った
そのお礼代わりに、はぐれスター団に協力した


◎オモダカ
リーグ委員長兼アカデミー理事長兼建築家の3足の草鞋をはく人
アスルという親友が出来て精神的な余裕ができた
作中でクラベル校長に指摘されたように、パルデアを発展させるために無意識で焦っていた
親友の研究所デザインでは建築家としての腕を振るった
トップチャンピオンの座から降りたので、4足の草鞋が3足になった
校長と同じく数年前から音信不通だったフトゥーの事を警戒しており、似たような雰囲気を持つアスルの事を警戒してたという裏設定がある


◎クラベル
アカデミー校長
色々な事の板挟みになるアスルの為にパルデアでスムーズに博士資格が取れるように手を回した
フトゥーと同じくミライドンをゲットした彼女にヒヤッとしたが、研究所の様子を見てアスルは第二のフトゥーにならないことを確信
オモダカがトップチャンピオンを辞めたので、自分もそろそろ校長を辞めて楽隠居をしたいと思っている
カテゴリ: SV色々

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