戦国BASARA

□風邪
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「食わねえと治るもんも治らなくなっちまうだろ?」


そう言って出された彼特製の粥

「…おいしい、」
「ん、なら良かった」
予想を裏切らずそれは美味しかった


「それそうと、早く風邪治せよな」
頭を撫でながら政宗は言う
とても心地良い
「某は小さいころからすぐ治るほうなので大丈夫でござるよ」
「そうか…」
「はい!」

刹那抱き寄せられる

「まさむっ!」

「早く治して…楽しいことしようぜ?」
言葉が出てこない
その甘い低音は幸村の思考を蕩けさせることをこの男は知っているのだろうか
否、知っててやっているのだろう

「はれんち…」
己はそう呟くのが精一杯だった


end
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