戦国BASARA
□政宗旧暦誕生日
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「はぁあ…」
ぼすんとソファーに飛び込む
行なわれていた誕生会の疲れからだ
がやがやうるさかった此処は今や自分と幸村しか居ない
「疲れましたか?」
「そりゃあ、あんだけ騒がれたらな」
「ははっ、そうでござるな」
そう言いながらも嬉しかったのは事実で
柄にもなく感動して目を潤ませたのを元親に見られて焦ったあれからそう時間は経っていない
「では、改めて、誕生日おめでとうございまする」
「…Thanks」
律儀にもまた言ってきた愛しい人を抱き寄せる
「ま、政宗殿っ」
途端うるさくなる口を己のもので塞ぐ
「んっ!…ふっ、ふぁ…」
徐々に深く、深く、
暫くして酸素が足りなくなったのか、崩れ落ちる身体を受け止める
「、おっと、もうGive upか?」
「なっ、誰のせいだと…!」
「さぁ、誰だろうな?」
仄かに染まる顔ににやりと笑みを零してその細い身体を横抱きにし、寝室へと足を進める
「なっ!政宗殿っ!?」
「どうせアンタもその気だったんだろ?」
「うっ…」
図星だったのか反論をしてこない
それが堪らなく嬉しくて額に口付けを落とす
そして、二人の姿は部屋の中に消えた